私たちの日常では「何か変化を持たせたい」と思うことがあります。
毎日同じ食事、同じ服装、同じライフスタイル。
同じことの繰り返しでは単調に感じてきます。
最初は刺激的なことでも、何度も繰り返されると飽きてくるもの。
慣れには、素早くスムーズにできるメリットがある一方、飽きが発生します。
最終的にはなんとも思わなくなり、あくびが止まらなくなるでしょう。
慣れれば慣れるほど刺激が普通に感じてくるのは人間のいいところでもありますが、注意したいところでもあります。
「たまには違ったことをしたい!」と、新しいことに挑戦したくなることがあるものです。
ところが、ここが難しいところです。
たまには違ったことをしたいと思いつつも、選択肢は無数にあります。
「普段と同じこと」は選択肢が1つですが「普段と違うこと」は選択肢が無数です。
違ったこととはいえ、何をどうすればいいかわからない。
具体的なアクションとなると、考える作業が発生するためストレスを感じます。
そうこうしているうちに考えるのが面倒くさくなって、結局「いつもどおりでいいか」となる。
何か変化を持たせたいと思いつつも、思うだけで終わってしまうのです。
心当たりがある人も多いのではないでしょうか。
ここで簡単な解決策があります。
もし何か変化を持たせたいと思ったら、あるキーワードを思い出してください。
そのキーワードとは「いつもの逆」です。
何か変化を持たせたいときは「いつもの逆」に取り組んでみましょう。
いつも甘いものばかり食べているなら、たまには辛いものを食べてみる。
いつも近道を通っているなら、たまには回り道をしてみる。
いつも落ち着いた服を着ているなら、たまには派手な服を着てみる。
いつもウォーキングをしているなら、たまにはランニングをしてみる。
いつもコーヒーばかり飲んでいるなら、たまにはソフトドリンクを飲んでみる。
「いつもの逆」はシンプルです。
いつもの逆で考えれば、どうすればいいか具体的になります。
「いつもの逆」というキーワードさえ覚えておけばいいので、思考がシンプルになります。
選択範囲が明確になり、考える負荷が小さくなります。
必要なアクションがはっきりして、さっと動けるようになります。
もちろんいつもの逆とはいかないケースもあるでしょう。
「真逆」が難しいのであれば「逆に近いもの」と幅を持たせて考えればOKです。
スムーズに判断でき、すぐ行動に移せます。
自分がやるべき行動が明確になります。
それが結局、日常を変えること、新鮮な刺激を生むこと、運命を変えることにつながります。
もちろんいつもの逆ですから、不慣れや緊張があるでしょう。
自分の価値観に相反することだとしてもご愛嬌です。
新鮮な刺激という意味では、自分の価値観に相反することをしたほうが正解です。
「いつもの逆」は、あらかじめルール化しておくのがポイントです。
ルール化しておけば、迷うことが減って決めやすくなります。
シンプルに逆をすればいいだけなので、判断も決断も速くなり、考えるストレスも半減します。