「この料理はおすすめだよ」
「ぜひ食べてみてよ!」
「すごくおいしくておすすめだよ」
人からおすすめされると期待できます。
友人や親友など信頼できる人からのおすすめであれば、なおさら期待も高まるでしょう。
「おすすめなんだね」
「そんなにおいしいなら食べてみよう」
そう思って食べてみたところ、思いのほか残念な味で期待外れということがあります。
そんなとき「騙された」と思わないことです。
「騙された」と思うのは相手に失礼です。
食の好みは人それぞれです。
たまたま自分の好みに合っていなかっただけです。
相手は、悪気があって騙したわけではないでしょう。
ただ正直な気持ちでおすすめしたに違いありません。
当然ですが「騙された」なんて言わないことです。
「騙された」という一言には、ネガティブなニュアンスがあります。
うっかり言おうものなら相手にショックを与え、がっかりさせてしまうでしょう。
「あなたには二度と紹介しない」となるのがオチです。
ほかのお店のおすすめ情報があっても、あなたのところに回ってこなくなるでしょう。
「また批判されるのは嫌だな」と思われ、人間関係の孤立を招きます。
ちょっとした一言で、人間関係にひびを入れることほどもったいないことはありません。
「騙された」は禁句です。
口に出すのも心で思うのもやめておくのが賢明です。
では、おいしくないと感じたときはどう言えばいいのか。
「好みに合わなかった」でいいのです。
たまたま相手の好みと自分の好みが一致していなかっただけです。
誰も悪くありません。
相手から「どうだった?」と聞かれても、正直に「好みに合わなかった」と言えばいいだけです。
嘘を言っているわけではありません。
相手は「それは仕方ないね」と納得してくれるでしょう。
好みは人それぞれですから、相手も理解を示してくれるはずです。