お茶碗のご飯を食べました。
おいしくいただいて食べきりました。
「完食できた」と喜びたいところですが、ちょっと待ってください。
満足する前にお茶碗を振り返ってみてください。
お茶碗にご飯粒が残っていないでしょうか。
もし1粒でもご飯が残っていれば要注意です。
残念ですが、食べきっていないことになります。
この2つは大きな違いです。
違いはたった1粒ですが、この1粒が重要です。
1粒も残っていなければ、食べきったことになります。
1粒でも残っていれば、食べきっていないことになります。
厳しい判定基準に思えますが、ご飯が残っているのは事実。
たかが1粒と思うかもしれませんが、軽く考えないことです。
お茶碗に盛ったご飯は、1粒のご飯の塊です。
99.9パーセントを食べきっていても、0.1パーセントが残っています。
お茶碗のご飯は、1粒も残さないように食べましょう。
「1粒くらい残してもいいよね」と思いそうになっても、油断しないことです。
1粒を軽く考えないことです。
1粒のお米も食べ物です。
お米を1粒作るのに1年かかります。
古くさい話と思わないでください。
たかが1粒と思いますが、時間と手間暇のかかった食べ物に変わりありません。
最後の1粒まで食べるのは面倒に感じるところですが、惰性に流されないことです。
最後の1粒まできちんと食べましょう。
古くさい考え・堅苦しい価値観と思うかもしれませんが、食に対する感謝があれば当然に思うことです。
ご飯粒はお箸でつかみにくいもの。
お箸の器用な使い方が求められますが、時間がかかってもかまいません。
最後の1粒まできちんと食べることにこだわってください。
こういうときに意地になるのはOKです。
太ることが心配でも、1粒くらいならカロリーも大したことはありません。
食べすぎてしまったら運動で消費しましょう。
お茶碗のご飯を1粒残らず食べたとき「食べきった」といいます。
食の神様も「最後まで食べきってくれてありがとう」と喜んでくれます。