どこに力を入れるかで、疲れ方が変わります。
注意したいのは、眉間です。
「たかが眉間」と軽く考えてはいけません。
眉間に力を入れていると、自然と疲れます。
嘘だと思うなら試してみてください。
眉間に力を入れ、そのまま数秒ほど保ちながら、心の変化を感じてください。
だんだん自然と体が重く感じてくるでしょう。
だんだん元気がなくなってきて、暗い気持ちになっていくでしょう。
何も悪いことは起こっていないのに、だんだん気分も悪くなっていくことがわかるはずです。
眉間に力を入れたまま、鏡で自分の表情を確かめてみてください。
鬼のような形相をした自分が写っているはずです。
眉間にしわが寄るのは、苦しいときや不機嫌なときです。
眉間に力を入れていると、表情筋から脳に信号が送られます。
すると脳が「今この人は機嫌が悪い」と勘違いします。
不快物質「ノルアドレナリン」を放出するようになり、本当に暗い気持ちになっていくのです。
疲れていなくても、眉間に力を入れているだけで、本当に疲れてくるから怖い。
「眉間には、不快物質を促すスイッチがある」と考えてください。
普段から眉間に力を入れないよう心がけることが大切です。
口角に力を入れましょう。
口角が上がるように力を入れるのがポイントです。
力を入れるから疲れそうですが、実際は違います。
口角に力を入れても疲れません。
それどころか、疲れが軽くなります。
口角に力を入れると、にっこりした表情になります。
するとどうでしょう。
自然と体が軽くなり、気持ちも明るくなってきます。
にっこりした表情は、嬉しいときやリラックスしているときにする表情です。
にこにこしていると、表情筋から脳に信号を送ります。
すると脳は「今この人は幸せを感じている」と判断しています。
快感物質「ベータエンドルフィン」を放出するようになり、本当に気持ちが明るくなります。
明るい気持ちが疲れを吹き飛ばし、心を癒やしてくれます。
「口角には、快感物質を促すスイッチがある」と考えてください。
普段から口角に力を入れ、にっこりした表情を心がけましょう。
眉間には、不快物質を促すスイッチがあります。
口角には、快感物質を促すスイッチがあります。
同じ顔でも、力を入れる部分が違うだけで、疲れ方が変わります。
力を入れるなら「眉間」ではなく「口角」です。
口角に力を入れれば疲れないのです。