精神論とは何か。
精神論は、精神的なものに重きを置く考え方のことをいいます。
やる気や元気、気合や根性といった精神力を動力源として突き進むというスタイルです。
精神論を好む人もいるでしょう。
特に体育会系の人は、精神論を好む傾向が多いでしょう。
たしかに精神力には、素晴らしい可能性が秘められています。
気合や根性を発揮することで、大きなパワーを生み出すでしょう。
重大な局面であれば、踏ん張る力を発揮することで、限界まで力を振り絞れます。
時には120パーセントの力を発揮させることもできます。
潜在的な力を発揮でき、大きな成果につながることもあります。
精神論には、人生を変える力があるのも事実です。
だからといって精神論に偏るのはよくありません。
精神論は「疲れやすい」というデメリットがあります。
精神論は、精神力に頼る方法です。
アクションに精神力を要します。
精神論になると、精神力を燃料として突き進むことになるため、精神の消耗が激しくなります。
精神論は、個人の資質にも影響されます。
誰でもというわけにはいきません。
強い精神力の持ち主ならいいですが、そうでない人もいます。
精神論は、気分や感情に左右されるため、安定しません。
アクションを起こすたびに感情の起伏も生まれ、なかなかリラックスできません。
感情の起伏が大きいせいで、行動の起伏も大きくなります。
元気なときは頑張れますが、元気がないときは動けなくなります。
普段は体調がよくても、体調が悪くて、元気が出なかったり気合が入らなかったりすることもあるはずです。
疲れない生き方をしたいなら、生き方の基軸を切り替えましょう。
精神論で生きるのではありません。
方法論で生きるようにしましょう。
方法論とは、方法を軸とした考え方のことをいいます。
方法論になれば、建設的な思考になります。
目標達成までの道筋に集中できるため、現実的な計画を立てられるようになります。
優先順位をつけたり順序立てて考えたりできるようになります。
トラブルが起きても、あくまで方法を使った問題解決に集中できます。
方法論になると、方法を軸にした取り組み方になります。
方法論は気分や感情に左右されません。
精神を必要としないため、気力や精神力の弱い人でも大丈夫です。
気合や根性がなくても、方法のとおりに進めるだけでスムーズに達成できます。
確実性が高いため、余計な心労がありません。
方法論になれば疲れないのです。