執筆者:水口貴博

文章がうまくなる30の方法

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クレームは、よい文章を書くための貴重な意見。

クレームは、よい文章を書くための貴重な意見。 | 文章がうまくなる30の方法

よい文章を書くためには、積極的に人に読んでもらい、意見を聞いてみましょう。

「日記」のような、自分だけの文章なら、自分中心に書いてもかまいません。

しかし、一般的な文章は、人に読まれるのが当たり前です。

自分がよいと思った文章でも、ほかの人から見れば、気になるところや引っかかる部分が出てくることがあります。

それを「クレーム」とも言います。

クレームは、大切にしましょう。

クレームは、ラブレターです。

クレームこそ、自分の文章を向上させるための貴重な意見なのです。

私は、自分の母から、一番たくさんクレームをいただいています。

何かと、けちをつけてきます。

「ここ、読みにくい。字の間違いが多い。ここの表現、あんた何さまだと思っているの!」と、いっぱい叱られます。

聞いている私としては、つらくてだんだん泣きそうになってしまいますが、たしかによいことを言っているのです。

案外、友人からのクレームのほうが少ないものです。

友人は「傷つけちゃいけないから、何も言わないでおこう」と思い、無難に返事をします。

「どうだった?」と聞くと「うん、よかったよ」と、無難に返事をされます。

しかし、自分の肉親は違います。

むしろ、自分の肉親からのクレームが一番激しく、一番つらく感じます。

両親も、自分の息子が情けない文章を書いては恥だと思っているのか、細かいところをいちいち指摘してきます。

しかし、やはりよいことを言ってくれているのです。

クレームは、大切にしましょう。

クレームをいただくためにも、積極的に、いろいろな人に見てもらいましょう。

性別や年齢層によって、意見も180度変わってくることもありますが、よい文章を書けるようになるためには必要なことなのです。

文章がうまくなる方法(27)
  • 自分の文章を、他人に読んで評価してもらう。
余白を大切にすると、文章の質が上がる。
余白が、1文1文の価値を上げる。

文章がうまくなる30の方法

  1. とにかく書いてみるだけでいい。
    書いてさえしまえば、書くコツがだんだんわかってくる。
  2. うまい文章を書くために大切なことは「読みやすさ、わかりやすさ、面白さ」。
  3. まず「結論」から始めることが大切。
  4. 漢字を使いすぎると、読みにくくなってしまう。
    必要以上に漢字を使わないようにしよう。
  5. 聞いてもわかる文章が、うまい文章。
  6. 言い切る文章にしよう。
    言い切ることで、読者の心に残る。
  7. しっかりインプットさえしていれば、うまくアウトプットができるようになる。
  8. 「最高の文章」と「最低の文章」から、書くコツを学ぶ。
  9. いじりすぎた文章はきれいだけど、面白くない。
  10. 書き手のこだわりなら、文法なんて気にしなくていい。
  11. 感嘆符を使いすぎると、気持ちや強調が、半減する。
  12. 言葉は、言い切らないと、伝わらない。
  13. 元気になる文章を書くには「すればいい」という表現を使う。
  14. 説得力のある文章を書くには、自分が経験したエピソードを入れるだけでいい。
  15. 長い文章を書いては、読んでもらえなくなる。
  16. 書くときに大切なことは「書く技術」より「観察力」。
  17. 文章で一番力を入れるべきは、タイトルだ。
  18. 「一万二千三百四十五」より「12345」のほうが、読みやすい。
  19. 「箇条書き」は、これからのスピードの時代に合った書き方だ。
  20. 大きい字であるほど、読みやすい。
  21. 「その、あの」を使いすぎると、読者が混乱する。
  22. 同じ表現を使いすぎると、読者が飽きてしまう。
  23. すべてを語らないことで、すべてを語ることができる。
  24. わざと面白いところで書き終えて、読み手の興味をかき立てる。
  25. 成功談は面白い。
    失敗談はもっと面白い。
  26. 失敗から這い上がってきたエピソードに、人は感動する。
  27. クレームは、よい文章を書くための貴重な意見。
  28. 余白を大切にすると、文章の質が上がる。
    余白が、1文1文の価値を上げる。
  29. 文章力をつけるには、書くことを「習慣」にすればいい。
  30. 面白いお笑いコンビと、そうでないコンビの違いとは。

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