「人のために何かする」
そう聞いたとき「損をするだけ」と考える人がいるようです。
わざわざ時間や労力を割いて、相手のために何かをするのは無駄と思っているようです。
たしかに与える一方であり、疲れる一方です。
「自分には関係ない」「自分に利益がない」などと考える人もいるでしょう。
「人に尽くすだけで、自分には何のメリットもない」と考える人もいるかもしれません。
しかし、違うのです。
ここに誤解があります。
「人のために何かをする」という行為は、無償の愛の表現になります。
人のために何かすることは、ギブ&ギブです。
ギブ&ギブは、無償の愛の表現です。
純粋な気持ちで相手に幸せになってほしいと願うことは、幸せにつながる行為です。
人のために何かすることで、相手の笑顔を見ることができます。
相手が喜んでくれることで「いいことをした」と喜べます。
相手の喜びが自分の喜びになります。
相手が喜ぶ姿を見て、心が元気になります。
心が元気になることでパワフルに生きられるようになり「生きる力」につながっていくのです。
結局のところ、自分が得られているのです。
落ち込んでいる友人を励まして元気になったとき、自分も嬉しく感じた経験があるでしょう。
落ち込んでいる人を励まして元気になれば、自分も元気になれます。
「社会の中で生きる」というのは「人のために何かをする」ということです。
人のために何かをすることで、社会人としての仕事を果たせます。
社会の一員という自覚が得られ、生きている実感を得ることができます。
「生きる元気がない」と嘆く人には、ある特徴があります。
「いつも自分の利益しか考えていない」という点です。
自分に利益があれば頑張る一方で、自分に利益がないことは無関心です。
自分の利益しか関心がないため、人のために何かをする習慣がありません。
人のために何かをする習慣がないと、社会から疎外されます。
自分のことばかり考えれば考えるほど、社会から孤立してしまいます。
人のために何かをする習慣がないと、生きる力が弱くなるのです。
人のために何かをしましょう。
見返りを求めて行うのではなく、純粋な気持ちであることが大切です。
1日に1つでいいのです。
大げさなことである必要はありません。
できることでいいのです。
落ち込んでいる人に、励ましの言葉をかけるだけでもいい。
励ましの言葉をかけることも、人のために何かをする行為の1つです。
祈るだけでもいいのです。
自分の幸せばかり祈るのではなく、人の幸せについても祈ってください。
祈ることもギブ&ギブであり、純粋な気持ちの表現です。
人のために何かをすることは、幸せのタネをまく行為の1つです。