執筆者:水口貴博

人生を豊かにする
30の習慣

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自分の願望のために生きると、
私利私欲の道に走ることになる。

自分の願望のために生きると、私利私欲の道に走ることになる。 | 人生を豊かにする30の習慣

「いでよ、神龍シェンロン。オラの願いを叶えたまえ!」

鳥山明さんの有名な漫画『ドラゴンボール』で登場する有名な言葉です。

ドラゴンボールを7個集めれば神龍が現れ、どんな願いも叶えてくれるというストーリーです。

願いを何でも叶えてくれる存在が現れ「何でも願いを叶えてあげよう」と言われれば、あなたはどう答えますか。

「お金持ちになりたい」

「自分の家が欲しい」

「不老長寿になりたい」

「アイドルと結婚したい」

「世界を征服したい」

「何でも願いを叶えてあげよう」と言われれば、極端な願いになってしまうはずです。

人に勝手に願いを考えさせると、ほとんどの場合、私利私欲が中心になります。

人のことはまったく考えず、自分の欲望のために、願いを言い始めます。

それが人間です。

人間は、まずなにより自分のことを第一に考える癖があります。

自分が一番かわいいのです。

人間に夢を考えさせれば、たいていは自分のことしか考えていない私利私欲に走ってしまうのです。

「自分のために生きるのではダメなんだね? では、他人のために生きればいいのか」

いいえ、そうでもありません。

すでにお話ししましたが、他人のために頑張ることも、自分を偽ることになります。

灯台では、遠くを照らせば、足元が暗くなります。

他人のために頑張ると、自分の生活が傾くため、よくない。

一方、自分のために頑張ると、私利私欲になってしまうため、これもよくない。

「人のために生きるのはダメ。自分のために生きるのもダメ。じゃあどうすればいいの?」

気づきましたね。

その言葉を待っていました。

ここまでくれば、次のお話がようやくできるようになります。

本当にお話ししたい内容は、ここからです。

灯台では、遠くを照らせば、足元が暗くなります。

また足元を照らせば、今度は遠くを照らせなくなります。

この問題を解決するために、1つ、方法があります。

灯台が「発光体」になればいいのです。

太陽のように発光体になれば、自分も周りも明るくなれます。

自分の生活が向上し、他人の生活向上のお手伝いもできます。

最も理想的な人間像です。

「では、自分が発光体になるって具体的にどうすればいいの?」

発光体になることは、簡単なことです。

例を1つ挙げれば「好きなことをする」ということです。

好きなことをすれば、自分にとって喜びとなります。

読書でも、映画でも、勉強でもかまいません。

自分の好きなことを徹底的に極めます。

すると不思議なことに、他人のためにもなるようになります。

自分は好きでやっていたことも、ある一線を越えれば、人に感動を与えたり役立ったりするようになります。

私は今、自分が好きで作品を書いていますが、これは同時に人のためにもなっています。

もともと読書が好きで、書くことが好きな性分であるため、昔から好きなことばかりしていました。

すると、書いた作品を他人が見てくれ、参考になると褒めてくれ、結果として人のためにもなっています。

自分が輝き、人も明るく照らすことができるようになったのです。

「喜びのモチベーション」は、私利私欲が含まれていません。

私はそもそも人のために読書をしたり、稼ぐために記事を書いたりしているのではありません。

ただ自分が喜びたいから、しているだけです。

私にとって、読書をして、たくさん書くことは、それだけで喜びであり、感動です。

人から褒めてもらわなくても、お金を稼ぐことができなくても、すでに「最高の喜び」です。

さあ、あなたも好きなことを始めましょう。

自分の私利私欲に生きるのではなく、他人のために生きるのでもありません。

喜びのために生きるのです。

自分の私利私欲のためではなく、他人のためでもなく、自分が喜び、感動するために、好きなことを始めるのです。

喜びに生きるということは、自分が発光体になるということです。

自分が輝き、人も明るくさせることができるのです。

人生を豊かにする習慣(19)
  • 喜びの道を歩み、発光体になる。
むかっとしたときこそ、あなたの本性が現れる。

人生を豊かにする30の習慣
人生を豊かにする30の習慣

  1. 人生とは、大きなピラミッド。<br>「行動」という小さな石(意志)から成り立っている。
    人生とは、大きなピラミッド。
    「行動」という小さな石(意志)から成り立っている。
  2. 握れば拳。<br>開けば手のひら。
    握れば拳。
    開けば手のひら。
  3. 恨みは、必ず自分に跳ね返ってくる。
    恨みは、必ず自分に跳ね返ってくる。
  4. 腹は立てない。<br>義理を立てる。
    腹は立てない。
    義理を立てる。
  5. 格言を会話の中に取り入れると、話に説得力が出る。
    格言を会話の中に取り入れると、話に説得力が出る。
  6. 記念日は、あなたと相手がより深く仲良くなるチャンス。
    記念日は、あなたと相手がより深く仲良くなるチャンス。
  7. 勉強では、学びより姿勢が大切。
    勉強では、学びより姿勢が大切。
  8. 結果をすぐ求めない。
    結果をすぐ求めない。
  9. 継続する学習こそが、成長の王道である。
    継続する学習こそが、成長の王道である。
  10. 忙しいと言う人は、本当に忙しい人ではない。<br>面倒くさいやりとりから逃げているだけである。
    忙しいと言う人は、本当に忙しい人ではない。
    面倒くさいやりとりから逃げているだけである。
  11. ごめんなさいという機会は、あなたの欠けている部分を知る機会。
    ごめんなさいという機会は、あなたの欠けている部分を知る機会。
  12. 初めて会う人とも、楽しい会話ができるようになろう。
    初めて会う人とも、楽しい会話ができるようになろう。
  13. 人違いは、出会いのきっかけ。
    人違いは、出会いのきっかけ。
  14. 早起きする人は、みんな、素晴らしい人ばかり。
    早起きする人は、みんな、素晴らしい人ばかり。
  15. ヒマワリの積極性を学ぼう。
    ヒマワリの積極性を学ぼう。
  16. 100パーセントを求める癖をやめよう。
    100パーセントを求める癖をやめよう。
  17. 「テキトウ」に考えることが、最も「適当」である。
    「テキトウ」に考えることが、最も「適当」である。
  18. 人の為(ひとのため)と書いて「偽(いつわり)」と書く。
    人の為(ひとのため)と書いて「偽(いつわり)」と書く。
  19. 自分の願望のために生きると、私利私欲の道に走ることになる。
    自分の願望のために生きると、私利私欲の道に走ることになる。
  20. むかっとしたときこそ、あなたの本性が現れる。
    むかっとしたときこそ、あなたの本性が現れる。
  21. 過去は、変えることができる。<br>今を素晴らしくすることで、過去も素晴らしくなる。
    過去は、変えることができる。
    今を素晴らしくすることで、過去も素晴らしくなる。
  22. 下から上を見て、判断するのではない。<br>上から下を見て、判断するのだ。
    下から上を見て、判断するのではない。
    上から下を見て、判断するのだ。
  23. いらない物を捨てると、福がやってくる。
    いらない物を捨てると、福がやってくる。
  24. スッピンの顔には、花がなくても、安心がある。
    スッピンの顔には、花がなくても、安心がある。
  25. 仮面をかぶって、生きていませんか。
    仮面をかぶって、生きていませんか。
  26. ためらいは、神様からの「まだ早すぎますよ」という警告。
    ためらいは、神様からの「まだ早すぎますよ」という警告。
  27. 本当の勉強とは、意識を高めることである。
    本当の勉強とは、意識を高めることである。
  28. 断り上手は、世渡り上手。
    断り上手は、世渡り上手。
  29. 前を進むときには、後ろを確認しよう。
    前を進むときには、後ろを確認しよう。
  30. 人生は、丸くなるための旅路である。
    人生は、丸くなるための旅路である。

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