執筆者:水口貴博

挑戦する力がつく30の言葉

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縁起の悪いことがあれば、わざとやってみよう。意外と何でもないことに気づくだろう。

縁起の悪いことがあれば、わざとやってみよう。意外と何でもないことに気づくだろう。 | 挑戦する力がつく30の言葉

世間では「縁起が悪い」とされることがあります。

  • 北枕で寝る
  • 箸をご飯に立てる
  • 新しい靴を履いたまま玄関に下りる

どれも縁起の悪いこととして有名です。

これらは「死」「死者」に関する意味があり、避けるべき行為とされています。

親の前ですれば「やめなさい!」「行儀が悪い」「縁起が悪い」と叱られるでしょう。

行儀が悪く、下品であり、ひんしゅくを買うのは確実です。

しかし、縁起の悪いことは、本当に実生活に影響があるのでしょうか。

いいえ、実生活への影響はありません。

あくまで迷信です。

人が作り出した幻想にすぎません。

嘘だと思うなら、わざと縁起の悪いことをやってみてください。

少し怖いかもしれませんが「ものは試し」と考え、トライしてみましょう。

わざと北枕で寝てみます。

わざと箸をご飯に立ててみます。

わざと新しい靴を履いたまま玄関に下りてみます。

するとどうでしょう。

意外と何でもないことに気づくはずです。

急に悪魔や幽霊が出てくることはありません。

不運や災難が襲ってくるわけでもなければ、突然不幸になるわけでもありません。

まったく何も起こらないはずです。

普段と変わらない日常を過ごせるでしょう。

わざと縁起の悪いことをやってみて、実際は無害であることに身をもって実感することです。

縁起の悪いこととはいえ、人が作った幻想にすぎません。

道理に合わない言い伝えを、頑固に信じるのもばかばかしいことです。

「何も起こらないではないか。単なる迷信だね」と気づくことが大切です。

悪徳業者に騙されないための対策

なぜ、わざわざ縁起の悪いことをやってみるのか。

これには現在社会を生きるための重要な意味があります。

それは「悪徳業者に騙されないための対策」です。

本気で非科学的なことを信じていると、悪徳業者に騙されます。

「あなたは悪霊に取りつかれています。この壺を買わないと、ひどい目に遭います」

悪徳業者の営業トークを盲信してしまい、役立たない高額商品を買わされてしまうのです。

頑張って働いて稼いだお金を、こんなことで失うことほど愚かなことはありません。

お金を稼ぐのは大変ですが、失うのは一瞬です。

迷信にせよ、ジンクスにせよ、縁起の悪いことにせよ、すべて科学的根拠がありません。

実害・実影響がないことを身をもって実感するためのトレーニングです。

つまり、悪徳業者に騙されないためのメンタルトレーニングなのです。

誰もいないところでこっそりやってみよう

もちろん露骨に人前ですると不作法なので、誰もいないところでこっそりやってみましょう。

北枕で寝て、箸をご飯に立ててみて、新しい靴を履いたまま玄関に下りてみます。

「もし何かあったらどうしよう」と不安を感じるかもしれませんが、無用の心配です。

何も起こらないので心配しないでください。

トラブルはなく、普通の日々を送ることができます。

もしトラブルや不幸があったとしても、気のせいです。

実際のトラブルと縁起の悪いこととの因果関係はありません。

完全に無関係。

縁起の悪いことは、迷信であり、幻想にすぎないと気づくことです。

縁起の悪いことを信じないことも、生きる強さの1つ

縁起の悪いことが無意味だとわかったとしても、露骨に人前でするのは注意したほうがいいでしょう。

非常識と思われ、嫌がられます。

そのため表向きは縁起の悪いことを嫌がる演技はしつつも、本音では「実生活に影響はない」と思うことです。

もしあなたの目の前に、縁起の悪い出来事が起こっても、動じなくなります。

悪徳業者から営業トークに遭っても「そんなことはありえない」と断れるようになります。

私たちは縁起の悪いことを信じすぎないことです。

縁起の悪いことを信じないことも、生きる強さの1つです。

挑戦する力がつく言葉(4)
  • 縁起の悪いことをわざとやってみて、悪徳業者に騙されない強さを身につける。
挑戦する前から「どうせ無理」と諦めていないか。

挑戦する力がつく30の言葉

  1. あれこれ考えるな。
    とにかく動け!
  2. 無難なことばかり選んでいると、心が弱って臆病になる。
    たまには危険なことを選んでみよう。
  3. 他人が断った仕事は、あなたが引き受けるチャンス。
  4. 縁起の悪いことがあれば、わざとやってみよう。
    意外と何でもないことに気づくだろう。
  5. 挑戦する前から「どうせ無理」と諦めていないか。
  6. 気力が出るから動くではない。
    動くから気力が出るのだ。
  7. いい思い込みをして、ポジティブな錯覚を引き起こそう。
    「以前に経験したことがある」と思えば、恐怖が半減する。
  8. 機嫌がいいときは、新しいことを始めるベストタイミング。
  9. 恥ずかしいなら、恥ずかしがる暇がなくなるくらい、スピードを出せばいい。
  10. 「トラブル」と呼ぶから、苦しく感じる。
    「イベント」と呼べば、楽しく感じる。
  11. 必ずうまくいくことばかり挑戦していないか。
    うまくいくとは限らないことに挑戦するのがかっこいい。
  12. あなたは「勇気がない」と思い込んでいる。
    小さな勇気しか出ないなら、小さな勇気でできることをすればいい。
  13. 苦手や困難に取り組むだけが挑戦ではない。
    娯楽や興味関心に取り組むことも挑戦の1つ。
  14. 「あと○○しかない」を「まだ○○もある」と言い換えるだけで、可能性が見えてくる。
  15. 野球のストライクゾーンは、すでに決まっている。
    あなたのストライクゾーンは、自由に決めていい。
  16. あなたの心は、もっと軽くなる。
    心が軽くなるだけで、新しい自分に生まれ変われる。
  17. 自分のことを「大物」という人に、大物はいない。
  18. 上司から面倒な頼まれごとをされても、むっとしてはいけない。
    わざと面倒な雑用をお願いして、反応や仕事ぶりを見ている。
  19. 強い人は、そこそこの成功しかできない。
    弱い人こそ、大きな成功を成し遂げる。
  20. 「挑戦」は「冒険」と言い換えよう。
    恐怖が半減して、わくわく感が倍増する。
  21. 元気を出しすぎてはいけない。
  22. 背伸びには2種類ある。
    「無理な背伸び」と「安全な背伸び」
  23. たっぷり趣味を楽しんでぐったり疲れた日を「充実した1日」と呼ぶ。
  24. 「くだらない」という口癖があると、何でも嫌になる。
    「面白い」という口癖があると、何でも楽しくなる。
  25. 「うまくいった試しがない」と言われたら、こう切り返そう。
    「じゃあ、次はうまくいかせます」
  26. お金より夢を追いかけよう。
    流行より自分らしさを追いかけよう。
  27. 今からでも遅くない。
    諦めていたことに、もう一度挑戦してみよう。
  28. 挑戦して失敗した人を笑ってはいけない。
  29. 大人になってから遊ぶときは、制限を設けておくほうがいい。
  30. あなたは今、明日の自分を作っている。

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