ときどき感情的になってしまう場面があります。
不満を抱いて、負のエネルギーが生じたとき、とっさに感情を表に出すことがあるでしょう。
人は、感情の生き物です。
地球上に生きる生き物の中で豊かな感情を持つのは、人だけです。
心の沸点が限界に達すると、感情が爆発してしまいます。
しかし、こういうときの定番があります。
「言いすぎた」「やりすぎた」と自分の未熟な行動を恥じ、後から悔やむのです。
「感情的になってよかった」という話はありません。
たいていの場合「感情的になって恥ずかしい」と思います。
感情的になっている瞬間は、理性と自制心が失われている状態です。
自分が自分でなくなっている状態なので、何をするにも限度を超えやすくなります。
感情的になったら必ず後悔するのが、人生の法則です。
常に心がけたいのは、理性です。
感情は大切ですが、理性はもっと大切です。
人は、感情の生き物でありますが、それ以上に理性の生き物でもあります。
どんなときも冷静と落ち着きを心がけ、理性を保つことが大切です。
特に人と対立する場面では、感情的になりやすいため注意が必要です。
どんなに相手の態度が悪くても、自分だけは冷静を保つこと。
たとえ相手が興奮して理性を失っていても、自分だけは理性を貫くことが大切です。
誰かと言い争ったとき、敵は相手だと思いますが、誤解です。
本当の敵は、自分の中にいます。
「感情」という魔物です。
感情は、一度暴れ始めたら収拾が難しいという厄介な特徴があります。
そのため、感情が暴れ始める前の対処がなにより重要です。
常に理性を意識して、負の感情は抑え込むようにしてください。
もし感情が暴れて仕方ないなら、一度冷却期間をおくといいでしょう。
「ちょっと用事を思い出した」と、適当な口実でその場から離れるのも悪くありません。
冷却期間の長さは、感情の度合いによって変わります。
1時間や2時間といった短期間で済む場合もあれば、1日や2日、1週間や2週間といった長期間が必要になる場合もあります。
理性を取り戻してから再び接触すれば、失敗や間違いを減らせます。