執筆者:水口貴博

同棲生活の30のマナー

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助け合いとはいえ、相手のお金や持ち物を盗む行為は窃盗罪。

助け合いとはいえ、相手のお金や持ち物を盗む行為は窃盗罪。 | 同棲生活の30のマナー

同棲に慣れてくると、お互いの所有物の境界が曖昧になりがちです。

部屋の中に2人の持ち物がごちゃごちゃ入り乱れると、なおさらです。

ある日、何らかの事情で困ったとき、ふと相手の持ち物を盗みたくなる衝動に駆られるかもしれません。

一緒に暮らしていれば、相手の財産にアプローチするのも簡単です。

こっそり相手の財布からお金を盗む。

ばれないように相手の持ち物を盗む。

一緒に暮らしている関係なので「ばれても謝ればいい」という安易な気持ちがあるのかもしれません。

「親しい仲だから少しくらいいいだろう」という油断もあるのかもしれません。

たしかに同棲では助け合いの精神が大切です。

困ったとき、助け合いの一環として、お互いのお金や所有物を共有して、危機を乗り越えることもあるでしょう。

だからとはいえ、盗みはよくありません。

助け合いと盗みは別物です。

いくら助け合いとはいえ、相手のお金や持ち物を盗む行為は窃盗罪に当たります。

自分が大切にしている財産を盗まれれば、いくら犯人が恋人でも不快です。

一気に信頼関係を傷つける行為であり、2人の間にひびが入ります。

小さな金額・小さな持ち物でも、盗みは盗みです。

犯罪であり、罪になります。

たとえ拝借したつもりでも、事前の許可がなければ、盗みと誤解されても仕方ありません。

夫婦のような関係かもしれませんが、まだ正式な夫婦ではありません。

盗む行為を働けば、警察ざたになることもあります。

夫婦として法的に守られている関係ではないのですから、トラブルが起こったときに、不利になるのは自分です。

もし必要なら、まず相手の許可を取りましょう。

お金を盗むくらいなら、借りれば済むことです。

相手の持ち物を借りたいなら、一言許可を取ればいいだけです。

そばにいないなら、電話やメールで連絡を取れば済むことです。

ほしいなら「ほしい」とストレートに言ってもいいでしょう。

どんな事情があろうと、同棲相手のお金や持ち物を盗まないようにしましょう。

同棲生活のマナー(21)
  • 同棲相手から盗まない。
携帯電話を盗み見したところで、いいことは1つもない。

同棲生活の30のマナー

  1. あなたの礼儀作法が表れるポイント。
    それは、玄関で脱いだ靴。
  2. 元の状態に戻すルールを守ろう。
  3. 同棲中に注意したい3つの禁句。
  4. 彼女を家政婦扱いしない。
  5. 力仕事は、積極的に男性が名乗り出る。
  6. 彼女が生理で苦しんでいるときこそ、男の出番。
    大切なのは「いたわり」と「思いやり」。
  7. 生理用品は、見えないように工夫をしておく。
  8. 美を磨く行為は、彼に隠れてこっそりするのが基本。
  9. 2人で決めたルールは、社会的なマナー違反になっていないか。
  10. 行動を監視するような連絡を強要すると、かえって愛を遠ざける。
  11. 室内で長電話をするときは、同棲相手に配慮すること。
  12. 作ってもらった食事を食べ終えたら、感謝の言葉を伝えよう。
    「ごちそうさま。
    おいしかった」。
  13. 同棲中は、おならやげっぷはどうするか。
  14. 便座の上げ下げで揉めたときの、3つの説得方法。
  15. ジャージやスエットスーツを部屋着にすると、生活感が出すぎてしまう。
  16. 同棲では、謙虚な気持ちを持ち続ける。
  17. きれい好きな人は、完璧な清潔感を諦めることも大切。
  18. 帰宅時間は、きちんと連絡しよう。
  19. 夕食を食べて帰るにもかかわらず、連絡をしないのはマナー違反。
  20. 同棲相手を「未熟な子ども」として扱わない。
  21. 助け合いとはいえ、相手のお金や持ち物を盗む行為は窃盗罪。
  22. 携帯電話を盗み見したところで、いいことは1つもない。
  23. 試験や授業がうまくいかなくても、相手のせいにしないのがマナー。
  24. 同棲中の朝帰りをするときのマナー。
  25. 朝帰りを許すかの判断基準。
  26. 相手の親の悪口は禁句。
  27. 同棲でも、相手に言えない秘密はあってもいい。
  28. 同棲中にSNSやブログを楽しむなら、文言に注意する。
  29. 後ろめたい事情があったとしても、同棲相手に隠れて借金をしない。
  30. 長年同棲しているカップルが、あるとき結婚に踏み切る理由とは。

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