「礼儀作法には人柄が表れる」と言います。
同棲の挨拶でパートナーの自宅を訪問するときは、礼儀作法の1つとして、室内での振る舞いに注意しましょう。
あくまで他人の家に上がることになるため、自由な行動は慎むべきです。
礼儀作法は数多くありますが、中でも特に注意したい振る舞いが7つあります。
他人の敷地にいることを意識しましょう。
許可なく入室や着席をすると、厚かましい印象を与えてしまいます。
玄関では「どうぞ」と言われてから上がるようにしましょう。
部屋に案内されたときも「どうぞ」と言われてから着席します。
着席の際は、軽く頭を下げて「失礼します」と一言言うようにします。
椅子の場合なら座り方に迷いませんが、注意したいのは座布団の場合です。
和室では座布団に座るのが一般的です。
最初から足を崩した座り方は好ましくありません。
座布団の場合は、正座で座るのが基本マナーです。
「足を楽にしてください」と言われるまでは、基本的に正座を続けるようにしましょう。
座布団がなかったとしても、やはり正座が基本です。
普段から和室で楽な座り方をしている人は、癖になっている場合があるので、特に注意してください。
自宅で部屋に案内されたら、余計な行動は慎むようにしましょう。
案内された部屋を見回すくらいならいいですが、別の部屋を探るような行動はよくありません。
たとえば、トイレに行くついでに別の部屋をのぞいたり入ったりするのはマナー違反です。
ずかずか台所に入ったり勝手に冷蔵庫を開けたりするのは言語道断。
気になったとしても、気持ちを抑え、余計な行動は慎むようにします。
手土産を渡すタイミングは、挨拶の冒頭が基本です。
帰り際にお土産を渡すこともマナー違反ではありませんが、冒頭に渡したほうがマナーとしては自然です。
冒頭に手土産を渡せば、場の雰囲気がよくなり、スムーズに同棲の挨拶を始められるでしょう。
挨拶中は、ちらちら時計を見る動作に注意してください。
時計をちらっと見るしぐさは、一瞬でも目立ちます。
「話が退屈」「早く帰りたい」などのネガティブなニュアンスとして誤解され、不快感を与える原因になります。
時計を見るのが禁止ではありませんが、必要最小限に抑えるのがいいでしょう。
たとえば、帰り際に時計で時間を確認する程度でいいでしょう。
ご両親と食事をしながら会話をすることもあるでしょう。
食事のペースは、ご両親に合わせるようにしてください。
特に早食いの人は注意が必要です。
話が盛り上がると、時間が経つのも早く感じられます。
あまり長居すると、ご両親の迷惑になる場合があるため、時間の経過は気にしておきましょう。
挨拶が済んで同棲の許可をいただければ、迷惑になる前に帰宅を心がけるのがよいでしょう。