同棲は、贅沢な経験です。
恵まれた経験です。
2人にとっては、簡単に実現できた同棲かもしれません。
同棲を始めると、理想と現実のギャップに驚くでしょう。
「意外と生活がすれ違って、会う時間が少ない」
「ラブラブの生活をイメージしていたのに、実際は平凡な共同生活」
同棲では、悩むこともあって当然です。
「思ったより同棲が平凡でつまらない」
「お互いの生活サイクルが違って、すれ違いが目立ってきた」
パートナーとの違いを否定していませんか。
同棲を始めれば、パートナーの意外な価値観や生活習慣に気づくでしょう。
自分とは違った特徴があると「変」「おかしい」「不自然」などと否定しがちです。
「価値観や生活習慣が違ったら同棲がうまくいかない」
そう思っているなら、誤解です。
もちろん重大な違いがあるなら、同棲がうまくいかない展開もあり得るでしょう。
同棲を始めると、2人の価値観や生活習慣に違いがあることに気づきます。
金銭感覚に違いがある。
掃除の仕方に違いがある。
幸せは、どうすれば増やせるのでしょうか。
幸せを増やしたいなら「独り占め」より「わかち合い」を意識しましょう。
もちろん自分のお金で買ってきたものなら、自分のもの。
家事をする際、どんな気持ちで取り組んでいますか。
まず同棲では役割分担を決めます。
役割分担に沿って家事をするときは「ルールだから」と自分に言い聞かせて取り組むことが多いかもしれません。
「同棲生活1年」
そう聞いたとき、どう感じますか。
「1年も同棲をするなんて長い」
「同棲を始めたら、ダブルベッドで一緒に寝たい」
映画やドラマでは、カップルがダブルベッドで仲良く一緒に寝ているシーンを見かけます。
そうした影響もあってか「同棲するなら同じベッドで一緒に寝るのが当たり前」と考える人もいるかもしれません。
朝、むっつりした表情になっていませんか。
寝起きはうとうとして、頭がぼうっとするかもしれません。
眠くて、けげんな表情になっているかもしれません。
同棲では、譲り合いの精神が大切です。
お互いの主張がぶつかったとき、自分の主張を押し通すのは良くありません。
特にこだわりがなければ、パートナーに譲りましょう。
同棲を始めれば、お金のゆとりをつくりましょう。
2人で生活費を出し合う場合、選択肢の幅が広がります。
1人なら小さな経済力でも、2人なら2倍になる。
「パートナーは、私のいちばんの理解者」
「言葉はなくても、私の心を読み取ってくれるだろう」
「パートナーなら、私のどんなことでもわかってくれるだろう」
パートナーに完全を求めるのはやめることです。
別々で暮らしていたころは、パートナーの素晴らしいところばかりが見えるもの。
魅力的な外見。
家事を「生活上の実務」と思うだけではつまらない。
「家事は家事でしかない」と思うかもしれませんが、見方を変えてください。
同棲の家事は、見方を変えると、すべて結婚に向けた修行です。
同棲を、料理の腕を磨く機会にしましょう。
別々に暮らしていたころは、手料理を食べてもらう機会は限られていましたが、同棲となると違います。
一緒に暮らすことになるので、毎日自分の作った手料理をパートナーに食べてもらえます。
きちんと家事をこなすことは、同棲の最低条件。
2人で決めた役割分担にしたがって、懸命に家事をこなします。
パートナーから認められたい気持ちがあれば、家事への取り組み方にも力が入るでしょう。
「一緒に暮らしているけど、孤独を感じる」
「同棲しているにもかかわらず、いつも寂しい」
ときどき同棲中の人から、そうした不満の声が聞かれます。
生活費を支払うとき、どんな気持ちになっていますか。
家賃・食費・水道光熱費。
同棲中の生活費は2人分なので、金額も大きくなります。
同棲で、アクセルばかり踏んでいませんか。
全力で家事を頑張る。
欲しいものがあれば、とにかく買う。
「同棲を始めるなら、ベストな環境にしたい!」
部屋探しでは、やはり理想の条件がそろった住まいを探すのではないでしょうか。
ところが実際、なかなかベストな同棲環境を整えられないことがあります。
同棲では、手伝うときの一言に気をつけましょう。
パートナーの家事を手伝うとき、どんな言葉をかけますか。
「何をすればいい?」
価値観が合わない。
生活習慣が合わない。
毎日けんかばかり。
相手のために仕事をしていると、自己犠牲の感覚に悩まされることがあります。
たとえば、家事です。
炊事・掃除・洗濯。
ルールと束縛は紙一重です。
同棲を快適にするつもりで作ったルールが、実際は束縛になっていることがあります。
ルールと束縛に、明確な線引きがあるわけではありません。
「絶対けんかをしてはいけない」と思っていませんか。
素晴らしい心がけである一方、注意したい心がけでもあります。
たしかにけんかを避けることは大切です。
同棲に失敗はありません。
「別れたら、失敗になる」
「同棲解消になれば、失敗になる」
同棲は、2人で協力しながら歩んでいく生活です。
困ったとき、パートナーの能力に助けられることもあるでしょう。
悩んだとき、パートナーが相談に乗ってくれることもあるでしょう。
同棲と煮物は、共通点があります。
「適度な長さが大切」という点です。
それぞれ似ても似つかぬ存在に思えますが、本質は同じです。
同棲は、贅沢な経験です。
恵まれた経験です。
2人にとっては、簡単に実現できた同棲かもしれません。
「2人が同じ場所で一緒に暮らしているだけ」と思うかもしれません。
しかし、世の中全体で見ると、同棲がうらやましくてたまらないカップルは多く存在します。
世の中全体で見れば、同棲を経験しているカップルは少ないのが現実です。
それは「同棲をしようと思わなかった」という場合だけではありません。
「同棲をしたくても、事情があってできなかった」という場合もあります。
世の中には、同棲したくてもできないカップルが大勢います。
「時間に余裕がない」
「経済的に苦しい」
「両家のご両親が大反対している」
同棲は、すべての人が経験できるわけではなく、時間的・経済的・家族的な余裕があるからこそできる経験です。
だからこそ同棲は、贅沢な経験です。
同棲をしなくても結婚は可能です。
同棲は、余計なプロセスかもしれませんが、余計なプロセスを楽しめるからこそ、贅沢と言えます。
同棲は「恋人以上、夫婦未満」の特殊な段階です。
同棲とは、魅力的で貴重な経験です。
「結婚する前に同棲をした」という思い出話も、同棲を経験したからこそできること。
結婚する前に結婚の予行演習ができるのは、何と贅沢な経験でしょう。
結婚する前に、実体験を通して結婚の準備ができます。
別れることになったとしても、戸籍に傷はつきません。
同棲したくてもできないカップルから見れば、うらやましい状況に見えるでしょう。
自分の置かれた恵まれた状況に気づくことです。
あなたは今、恵まれた経験をしている最中です。
同棲できなかったカップルの分まで楽しむくらいがいいでしょう。
同棲ができる喜びと幸せを感じ取りながら、1日1日を大切に過ごしてください。
贅沢な経験に甘んじることなく、挑戦と変化に立ち向かい、2人のさらなる発展を目指しましょう。
同棲を始めると、理想と現実のギャップに驚くでしょう。
「意外と生活がすれ違って、会う時間が少ない」
「ラブラブの生活をイメージしていたのに、実際は平凡な共同生活」
「スムーズに生活できると思っていたのに、実際はトラブルばかり」
「貯金ができると思っていたのに、こまごました出費が多くて思うようにいかない」
「毎日一緒に暮らしているのに、かえって意思疎通が難しい」
同棲前に描いていた夢の生活は、同棲を始めてすぐ打ち砕かれるのが現実です。
同棲を始めると、理想と現実のギャップが大きく、悩んだり落ち込んだりすることもあるでしょう。
しかし、ここに誤解があります。
そもそも完全に理想どおりの同棲は存在しません。
理想どおりの同棲は、映画やドラマがつくり上げたイメージです。
雑誌のキャッチコピーに踊らされているだけ。
同棲を始めると、大なり小なり、何らかのギャップに直面することになります。
では、同棲の醍醐味とは何か。
同棲の醍醐味は、理想と現実のギャップを埋めることにあるのです。
同棲には、理想と現実のギャップがあって当然です。
大切なのは、そのギャップをどう埋めていくかです。
「うまくいかない」で終わってはいけません。
うまくいかないなら、どうすればうまくいくか考えましょう。
「価値観が理解できない」で終わってはいけません。
価値観が違えば、どうすれば認め合えるか考えましょう。
「生活習慣が合わない」で終わってはいけません。
生活習慣が合わなければ、どうすれば寄り添えるか考えましょう。
理想を現実に近づけ、現実を理想に近づけます。
理想と現実のギャップは、ゼロにできなくても、近づけることなら可能です。
どれだけ近づけるかは、2人の愛と気持ちと努力次第。
それこそ、同棲の醍醐味です。
同棲では、悩むこともあって当然です。
「思ったより同棲が平凡でつまらない」
「お互いの生活サイクルが違って、すれ違いが目立ってきた」
「だんだんマンネリが出始めてきた」
不満のない同棲はありません。
生まれも育ちも違う人が一緒に暮らせば、何らかの不満が出てきて、悩むことになるでしょう。
しかし、悩んでいるだけでは何も変わりません。
「つらい」「苦しい」「大変」だけで終わってはいけません。
「もうダメだ」と思っていると、本当にダメになります。
どんどんストレスが増え、状況が悪化して、破局や同棲解消に向かうだけになります。
大切なのは、その後です。
悩みが出てきたら、きちんと考え、改善しましょう。
思ったより同棲がつまらないなら、どうすれば楽しくなるか考え、改善する。
すれ違いが増えたなら、どうすれば会う時間を増やせるか考え、改善する。
マンネリが目立ち始めれば、どうすれば新鮮な刺激を増やせるか考え、改善する。
これが「乗り越える」ということです。
「嘆くだけの人」で終わるのではありません。
「きちんと考えて改善できる人」になりましょう。
偶然や成り行きに任せるのではなく、意識的にコントロールすることが大切です。
対策を考えることで、発想力や想像力が身につきます。
改善に向けて行動していくことで、行動力や忍耐力も身につきます。
嘆くだけで終わらせず、その後の行動を心がけてください。
きちんと考えて行動ができるなら、同棲だけでなく、結婚してからもうまくいきます。
パートナーとの違いを否定していませんか。
同棲を始めれば、パートナーの意外な価値観や生活習慣に気づくでしょう。
自分とは違った特徴があると「変」「おかしい」「不自然」などと否定しがちです。
料理のつくり方が変。
寝相がおかしい。
本の読み方が不自然。
珍しいことや不慣れなことが見つかると、反射的に拒否反応を示しやすい。
もちろん迷惑や不快になることなら、きちんと伝えて直してもらうことも大切でしょう。
自分に悪い点があることがわかれば、ほかの場面で恥をかかなくて済みます。
納得のいく指摘内容なら、パートナーは「教えてくれてありがとう」と感謝してくれるでしょう。
しかし「自分が気に入らない」という理由だけで、価値観や生活習慣を何でも否定するのは良くありません。
「変」「おかしい」「不自然」と違いを否定されたパートナーは、どんな気持ちになるでしょうか。
価値観や生活習慣を非難されただけでも、自分の人格や生き方まで否定されているように感じるでしょう。
価値観も生活習慣も、見方を変えると個性です。
パートナーの個性を否定すると、パートナーとの関係まで悪くなります。
生まれ育った環境が違うのですから、違いはあって当然です。
いらいらの原因は、違いではなく、受け止め方です。
海外旅行を思い出してください。
海外旅行では多くの違いを見つけますが、いらいらしないはずです。
「こんな違いがあるんだね。楽しいね。面白いね」と、心地よく感じるでしょう。
同棲でも同じです。
パートナーとの違いは、否定するのではなく、受け入れましょう。
「そういう違いがあるんだね。面白いね」と前向きに受け止めれば、違いが見つかっても、いらいらしなくなります。
もちろんすべてを完全に受け入れるのは難しいでしょうが、受け入れようとする姿勢が大切です。
違いを楽しむようにすると、心の折り合いがうまくなり、受け入れられるようになります。
楽しんで受け入れようとする気持ちがあるから、違いがあってもスムーズに吸収できます。
「価値観や生活習慣が違ったら同棲がうまくいかない」
そう思っているなら、誤解です。
もちろん重大な違いがあるなら、同棲がうまくいかない展開もあり得るでしょう。
たとえば、お互いの金銭感覚がまったく違うなら、苦労が増えます。
パートナーによる暴力行為や不貞行為などがあれば、トラブルは深刻です。
どうしても耐えがたい事情があれば、別れや同棲解消を検討する必要もあるでしょう。
しかし、価値観や生活習慣が違っただけで同棲がうまくいかないと思うのは大げさです。
過去の事例を見れば、価値観や生活習慣が違ったカップルでも結婚できて、仲良くしている事例が数多くあります。
価値観や生活習慣が違うだけでうまくいかないなら、世の中は誰も結婚できなくなります。
価値観や生活習慣が違って大いに結構。
大切なのは、違いを認め、受け入れていくことです。
反発や違和感を覚えることでも、一度心を大きくして受け入れてみてください。
「学ぶ」「楽しむ」「味わう」などを意識すると受け入れやすくなるでしょう。
「面白い価値観だね」
「不思議な生活習慣だね」
価値観や生活習慣に違いがあるからこそ、楽しみが増えます。
時には、自分の視野や世界観を広げる機会にもなるでしょう。
迷惑や違和感が耐えがたいなら、2人で話し合って解決策を考えてみてください。
2人で話し合って解決策を考えることも、2人の絆を深める機会になります。
価値観や生活習慣が違っても、重大な差でないかぎり、救いはあります。
尊重と助け合いを通して、価値観や生活習慣の違いを楽しみに変えてしまいましょう。
むしろ「価値観や生活習慣の違う同棲だからこそ、楽しみが増える」と考えてください。
多くの発見・驚き・感動を楽しめる同棲は、なかなか豊かで贅沢ではありませんか。
価値観や生活習慣の違う同棲だからこそ、楽しみが増えるのです。
同棲を始めると、2人の価値観や生活習慣に違いがあることに気づきます。
金銭感覚に違いがある。
掃除の仕方に違いがある。
趣味の考え方に違いがある。
食事の味付けに違いがある。
休日の過ごし方に違いがある。
100%相性が良いと思っているカップルでも、同棲を始めると、何らかの違いがあることに気づきます。
しかし、違いが見つかっても、いらいらしないこと。
「変」「おかしい」「不自然」と思うことでも、一度落ち着いて考えてみてください。
2人とも生まれも育ちも違うのですから、価値観や生活習慣に違いがあるのは当然です。
成否や善悪にこだわると、すぐけんかになります。
あなたの心の中に「違いを認めない価値観」が眠っているのではないでしょうか。
違いがあるくらいでいらいらするのは、まだまだ心が小さい証拠です。
「このくらいでいらいらするなんて、自分はまだまだ」と思うこと。
違いは、いらいらするのではなく、楽しむようにしましょう。
同棲では、心の余裕が大切です。
いったん「正しい・間違っている」と区別するのはやめて、心を大きくして受け止めてみます。
価値観に違いがあれば、いらいらするのではなく、楽しんでください。
「面白い価値観を持っているね」と受け止めると、今までと違った感じ方ができるでしょう。
生活習慣に違いがあれば、腹を立てるのではなく、面白がってください。
「不思議な生活習慣だね」と受け止めると、不思議な感覚を味わえるでしょう。
楽しもうと思うから、楽しめます。
違いに接することは、自分の心を大きくするトレーニングです。
今すぐ心がければ、今すぐ実現できます。
幸せは、どうすれば増やせるのでしょうか。
幸せを増やしたいなら「独り占め」より「わかち合い」を意識しましょう。
もちろん自分のお金で買ってきたものなら、自分のもの。
相手に分けたりあげたりする規則もルールもありません。
独り占めしても、まったく問題はありません。
しかし、同棲を始めたら、その考え方を進化させてほしい。
自分だけでの幸せではなく、あくまで2人の幸せを考えることが大切です。
2人の幸せを願うなら、もっと進化させた考え方があります。
それが「わかち合い」なのです。
自分のために買ってきたものを、2人で分けるだけでいい。
もったいないと思うかもしれませんが、誤解です。
2人で分けると幸せが減りそうですが、物質にとらわれているから、そう思うだけです。
2人で分けることで得られる心の豊かさに着目すれば、実は幸せが増えていることに気づきます。
たとえば、ある日あなたは、自分が食べるためにバウムクーヘンを買ってきたとします。
自分のお金で買ってきたバウムクーヘン。
それを、独り占めするのではなく、2人で分けて食べましょう。
わかち合いです。
この瞬間、共感・共有・共通体験が得られます。
2人で「おいしいね」と共感できます。
バウムクーヘンのおいしさを共有できます。
同じバウムクーヘンを食べたという共通体験もできます。
食事の量は減りましたが、幸せの量は増えたのです。
これが幸せです。
幸せとは、心で感じること。
幸せとは本来、物質的な豊かさではなく、精神的な豊かさのことをいいます。
精神的な豊かさを増やす工夫をすれば、結果として幸せになれます。
だから、独り占めではなく、わかち合う。
幸せになりたければ、わかち合いを意識しましょう。
高価なもの・大きなものである必要はありません。
安価なもの・小さなもので十分です。
まず、お菓子から挑戦してみてはいかがでしょうか。
自分のために買ってきたものを、2人で分ける。
これだけで、幸せになれるのです。
家事をする際、どんな気持ちで取り組んでいますか。
まず同棲では役割分担を決めます。
役割分担に沿って家事をするときは「ルールだから」と自分に言い聞かせて取り組むことが多いかもしれません。
「本当はサボりたいけど、2人で決めたことだから、仕方なく取り組んでいる」といった心境ではないでしょうか。
もちろんきちんと家事に取り組んでいるだけいいのですが、どことなく心が重い感じがします。
義務やルールで行動しても、わくわくできません。
「ルールだから」と思って家事をすると、苦痛になるのです。
こういうときこそ発想の転換です。
「ルールだから」ではなく「自分のため」と思いながら家事をしてみてください。
自然と心に火がつき、やる気が出てくるはずです。
洗濯や掃除をするなら、少しでも効率よくできる方法を考えます。
食事をつくるときも、パートナーの栄養バランスを考えることは、自分の栄養バランスを考えることになります。
料理の上で磨けば、別の場面で役立つでしょう。
同棲中に身につけた家事能力は、たとえ同棲解消になっても無駄になりません。
「花婿花嫁の修業」「自己啓発」「自分磨き」として家事をこなせば、自分の価値を高めることにもつながります。
「自分のため」と思えば、わくわくして楽しい気持ちがよみがえります。
家事の足取りも軽くなり、体も動きやすくなる。
「早く家事がしたい」という気持ちにさえなるのです。
「同棲生活1年」
そう聞いたとき、どう感じますか。
「1年も同棲をするなんて長い」
「ずいぶん長く同棲している」
「1年も同棲をしていられない」
長々しい印象を受けるかもしれませんが、誤解です。
現在の時間の進み方で「1年」を考えるから、長く感じます。
夫婦生活50年と比べて考えてみてください。
たとえば、30歳前後で結婚したとします。
不慮の事故・病気・離婚さえなければ、夫婦生活は50年ほど続くでしょう。
つまり、同棲生活1年で、夫婦生活50年が決まるのです。
夫婦生活50年と比べれば、同棲生活1年は短期間。
一瞬と言っても過言ではありません。
同棲の1年を「長い」と思ってはいけません。
実際のところ、たった1年です。
これから50年の夫婦生活を決める、大事な1年。
「夫婦生活50年を決める1年」と思えば、いかに重要で価値のある1年であるか、実感できるでしょう。
たとえ同棲生活が2年や3年になったとしても、夫婦生活50年に比べれば、まだまだ短期間。
10分の1すら達していません。
この事実に気づけば、心の器も大きくなり、同棲の抵抗感が小さくなります。
少々同棲が長引いても、動じなくなります。
少々嫌なことがあっても、いらいらしなくなります。
少々トラブルがあっても、踏ん張れるようになります。
無駄な同棲は、1つもありません。
同棲は、人生に対する誠実な取り組みなのです。
「同棲を始めたら、ダブルベッドで一緒に寝たい」
映画やドラマでは、カップルがダブルベッドで仲良く一緒に寝ているシーンを見かけます。
そうした影響もあってか「同棲するなら同じベッドで一緒に寝るのが当たり前」と考える人もいるかもしれません。
同じベッドなら、手をつなぎながら寝ることができます。
スキンシップもしやすくなります。
パートナーの愛くるしい寝顔も好きなだけ見られるでしょう。
もちろんお互い希望しているなら、ダブルベッドで一緒に寝るのもいいでしょう。
隣に愛する人がいれば、心が愛で満たされ、夜もぐっすり寝られる人もいるはずです。
毎日一緒に寝ることができるのも、同棲ならではのメリットの1つです。
しかし「同棲するなら同じベッドで一緒に寝るのが当たり前」と思っているなら注意が必要です。
同じベッドで一緒に寝ることが、愛の証しとは限りません。
同じベッドで寝ることと愛の証しは、別問題です。
快適な睡眠を優先させて、別々に寝たい人もいます。
現実問題として一緒に寝ると、いびきや寝返りで、睡眠を妨げてしまうことがあります。
本人に悪気はなくても、無意識に行われるため避けようがありません。
相手が夜中にトイレでベッドを離れるだけでも、動きや揺れで、睡眠を妨げられます。
寝返りも、相手に気を遣わなくてはならず、自由にできなくなります。
睡眠は3大欲求の1つですから、軽視できません。
無理やり一緒に寝ることで、疲れが取れなかったりストレスがたまったりして、お互いの生活に悪影響が出てはいけません。
もしパートナーが別々に寝たいことを希望するなら、快く受け入れましょう。
寝室は同じまま、ツインで寝るのも良し。
完全に別々の部屋で寝るのも良し。
同じベッドで一緒に寝ることにこだわりすぎないことです。
あくまで2人の同棲ですから、2人の好みが一致する寝室環境を整えましょう。
2人が仲良くいられるなら、別々に寝るのも良い選択肢です。
朝、むっつりした表情になっていませんか。
寝起きはうとうとして、頭がぼうっとするかもしれません。
眠くて、けげんな表情になっているかもしれません。
しかし、無言・無表情のまま、2人で朝食を食べていると、雰囲気が悪くなります。
せっかくの食事も、おいしく味わえなくなります。
同棲中にもかかわらず、一人暮らしのときと変わりません。
にこにこしながら朝を始めましょう。
眠くてぼうっとするかもしれませんが、少しだけ気合を入れてください。
1日の中でも、朝は特別な時間です。
朝は、1日の流れをつくる大事な時間です。
1日のテンションも、朝で決まります。
心は元気がなくても、顔だけはにこにこした表情を心がけましょう。
朝は「おはよう!」と元気よく挨拶をしましょう。
どれだけ同棲に慣れたとしても、朝だけはきちんと挨拶をします。
2人で朝食を食べながら「今日も1日頑張ろうね」という言葉を交わしましょう。
にこにこしながら2人で朝食をとれば、食事もおいしく感じられ、会話も弾みます。
家から出るときは「いってきます」「いってらっしゃい」と声をかけましょう。
たった一言ですが、朝のテンションをつくる大事な言葉です。
最初はテンションが低くても、明るい言葉と元気な表情を心がけていくうちに、だんだんテンションが上がります。
勢いの良い流れをつくると、午前中の仕事もはかどります。
朝は忙しくて時間がないなら、早寝早起きを心がけます。
ばたばた過ごすのではなく、ゆっくり過ごすように心がけると、心にも余裕が出てきます。
朝の雰囲気がよければ、同棲全体の雰囲気もよくなります。
ぜひ朝の笑顔を大切にしてください。
良い朝は、良い笑顔から始まるのです。
同棲では、譲り合いの精神が大切です。
お互いの主張がぶつかったとき、自分の主張を押し通すのは良くありません。
特にこだわりがなければ、パートナーに譲りましょう。
「いいよ」「どうぞ」と、パートナーの意思を尊重するだけでいい。
「それでは我慢しかない」「主導権を握られる」「振り回される」と思うかもしれませんが、無用の心配です。
たしかに偏る関係になる場合もありますが、一時的です。
本当に優しい気持ちで譲ったなら、関係が偏ることはありません。
譲ることも、愛情表現です。
譲る行為の裏には、愛情があります。
あなたが譲ったとき、パートナーに愛情を示したことになります。
譲った瞬間、トラブルを回避できるだけでなく、パートナーは優しい気持ちに包まれるでしょう。
自分を大事にされ、嬉しい気持ちになります。
あなたの愛情に気づいたパートナーは、好意を返したい気持ちになり、別の機会で譲ってくれるはずです。
パートナーに譲られたときは、素直に「ありがとう」と感謝しましょう。
パートナーから愛情を表現されたことになります。
「譲られた」と考えるより「愛情を表現された」と考えましょう。
「譲る・譲られる」という関係は「愛情を表現する・される」という関係でもあります。
お互いに譲り合える良好な関係を保てるのです。
同棲を始めれば、お金のゆとりをつくりましょう。
2人で生活費を出し合う場合、選択肢の幅が広がります。
1人なら小さな経済力でも、2人なら2倍になる。
選べる賃貸物件、購入できる家具、買える食材。
1人の収入では厳しくても、2人でお金を出し合えば、余裕ができます。
「せっかくの同棲だから、華やかな生活にしたい」
許容範囲が広がって奮発したくなるかもしれませんが、ここが落とし穴です。
2人で生活費を出し合うときは、お金の余裕を大切にしてください。
ぎりぎりの状態は避け、余裕のある状態にしておくのが賢明です。
お金の余裕と心の余裕は連動しています。
お金に余裕がなくなると、心の余裕もなくなります。
心がきりきりしてくると、小さなことにもストレスを感じ、いらいらしやすくなる。
パートナーと接する態度も悪くなり、同棲の失敗を招きやすくなるのです。
極端な節約は不要ですが、少なくとも贅沢は避けておくのが賢明です。
たとえば、部屋選びの際、許容範囲のぎりぎりではなく、余裕を持たせて決めるようにします。
食事は、普段質素な内容にして、たまに贅沢をするくらいがいいでしょう。
新しく家具を買うより、すでに持っている家具でやりくりできるなら、そうします。
電気代・ガス代・電話代も、もっと安い料金プランにできないか検討してみます。
余計な贅沢は避け、無駄な出費を抑えるようにします。
生活に支障が出るほど切り詰める必要はありませんが、無駄な出費はどんどん省くようにしましょう。
貯蓄が増えて余裕ができると、自然と心にも余裕ができます。
余裕ができると、笑顔も増えます。
生活は質素でも、心に余裕があれば、仲良く同棲を続けることができます。
「パートナーは、私のいちばんの理解者」
「言葉はなくても、私の心を読み取ってくれるだろう」
「パートナーなら、私のどんなことでもわかってくれるだろう」
大きな期待を持って同棲を始めることでしょう。
たしかに愛し合っている2人なら、結束も強く結ばれているでしょう。
時には言葉がなくても、以心伝心で意思疎通ができることもあるかもしれません。
習慣・考え方・価値観など、何から何まで理解できたりしてもらえたりすると期待するのではないでしょうか。
もちろん期待するのはいいのですが、過剰な期待には要注意です。
期待が大きすぎると、それは果たせなかったとき、大きな失望や落胆が襲ってくるでしょう。
パートナーも、結局は他人です。
完全にわかり合うのは難しい。
深く愛し合っている恋人同士でも、もともとは他人同士。
生まれも育ちも違いますから、お互いを完全に理解できるとは限りません。
むしろ完全に理解できないほうが自然です。
完全にわかり合うのは理想的ですが、現実には困難です。
心は1つかもしれませんが、肉体は別々です。
たとえ結婚して夫婦になっても、完全にわかり合うまでには長い年月を要します。
「すべてを理解できない」「すべてを理解してもらえない」と控えめに思うほうが、まだ気持ちは楽になります。
同棲する状態でも「過度な期待」はやめて「控えめの期待」で済ませておくほうが無難です。
自分の気持ちをすべて理解してくれなくても、腹を立てないこと。
少々すれ違うことがあっても、いらいらしてはいけません。
「パートナーも他人だから仕方ないよね」と思えば、心が広くなります。
同棲に少し冷めた見方に思えますが、このくらい幅を持った考え方のほうが、冷静になれます。
何かトラブルがあっても、余計な失望や落胆を防げるため、結果として長続きします。
パートナーに完全を求めるのはやめることです。
別々で暮らしていたころは、パートナーの素晴らしいところばかりが見えるもの。
魅力的な外見。
優しい性格。
スマートな振る舞い。
恋愛は、お互いの良いところだけを見せ合っていれば、それでうまくいきます。
気持ちのつながりだけで、仲良くなれた。
ところが、同棲となるとそうはいきません。
同棲は共同生活。
お互いに助け合いながら一緒に生活をしなければいけません。
一緒に暮らし始めると、パートナーの新たな一面を知ることになるでしょう。
魅力的でない外見もある。
変な性格もある。
だらしない振る舞いもある。
24時間、同じ部屋で一緒に暮らしていると、相手の良い面だけでなく、悪い面もたくさん知ることになります。
「思っていた人とは違った」と幻滅しそうになるかもしれませんが、誤解しないでほしいのです。
そもそも誤解していたのは自分です。
世の中に完璧な人は1人もいません。
今までは、恋愛による興奮で、現実が見えていなかっただけです。
思考力が低下して、盲目になっていただけです。
パートナーが完全だと誤解をしていただけです。
パートナーに完全を求めないことです。
パートナーに不完全なところがあっても、かっかしないことです。
同棲の意義とは何か。
同棲とは、パートナーが不完全であることを認めていく生活でもあります。
気に入らないところがあっても、寛容な心で受け入れることです。
「そんなだらしないところがあったのだね」
「そんな変なところもあったのだね」
「たまにはうまくいかないこともあるよね」
人間は不完全です。
不完全を前提にパートナーと同棲すれば、想定外や期待外れがあっても、落胆や失望を抑えられます。
パートナーの不完全を認めていくことが同棲の意義です。
家事を「生活上の実務」と思うだけではつまらない。
「家事は家事でしかない」と思うかもしれませんが、見方を変えてください。
同棲の家事は、見方を変えると、すべて結婚に向けた修行です。
男性にとっては「花婿修行」です。
女性にとっては「花嫁修業」です。
炊事も掃除も洗濯も「家事をしている」と考えるのではありません。
「修行をしている」と考えましょう。
技を身につける行為。
精神力を高める行為。
そして、自分の可能性を広げる行為です。
修行なのですから、厳しく大変で当然です。
同棲は、結婚の予行演習です。
「花婿修行・花嫁修業をしている」と思えば、つらい困難も前向きに受け止められます。
同棲中に培った家事能力は、結婚してからも大いに役立ちます。
本気で家事に取り組めば「花婿修行・花嫁修業」という枠を超えて、人間性を高めることにつながります。
家事を淡々とこなす様子は、一見平凡ですが、心では変化が起こっています。
繰り返しの単調な作業でも、やり抜く力を養っています。
家事を通してしっかり体を動かせば、運動不足の解消になり、体力も身につけられます。
愚痴を言わずに家事ができれば、もっと良い。
不平不満を漏らさず家事に取り組むと、メンタルの鍛錬になります。
家事を通して身につけた体力・忍耐力・集中力は、結婚だけでなく、仕事でも生かされるでしょう。
すべての家事は、能力向上と精神鍛錬に役立ちます。
結果として、人間性を磨くことにもつながります。
ぜひ修行だと思って、取り組んでみてください。
苦しみが快感に変わるはずです。
同棲を、料理の腕を磨く機会にしましょう。
別々に暮らしていたころは、手料理を食べてもらう機会は限られていましたが、同棲となると違います。
一緒に暮らすことになるので、毎日自分の作った手料理をパートナーに食べてもらえます。
料理を「負担」と思えばそれまでですが、発想を切り替えましょう。
同棲を、料理の腕を磨くきっかけにしようではありませんか。
料理を「負担」と思えば仕事になりますが「自分磨き」と思えば、娯楽になります。
「せっかく同棲しているなら、思いきり料理の腕を磨いてやるぞ!」
心に火をつけて「料理の腕を磨く絶好のチャンス」と思えば、やる気がめきめき湧き上がってくるでしょう。
自分のためにつくる料理とは違い、食べてもらえる相手がいると、モチベーションが高まります。
ましてや食べてもらえる相手が愛する人なら、いっそう気合が入るでしょう。
同棲を始めた日から、毎日手料理を食べてもらえる機会に恵まれます。
料理には「気分転換」「ストレス発散」といった効果もあるので、良い時間も過ごせます。
大切なのは「今まで」ではなく「これから」です。
今までは料理が下手でも、これからうまくなっていけばいい。
コンビニの弁当やお総菜もおいしいですが、自分が心を込めてつくる手料理はもっとおいしい。
パートナーをよく知るあなただからこそ、パートナーの好みを反映させた絶妙な料理をつくれるでしょう。
「料理の腕を上げる」「パートナーに喜んでもらう」という目的がはっきりすると、ますます料理をするのが楽しくなります。
前向きな気持ちで「料理の腕を磨こう!」と決意すれば、同棲はもっと楽しくなります。
料理がどんどんうまくなっていけば、パートナーも喜んでもらえ、関係も同棲もうまくいくのです。
きちんと家事をこなすことは、同棲の最低条件。
2人で決めた役割分担にしたがって、懸命に家事をこなします。
パートナーから認められたい気持ちがあれば、家事への取り組み方にも力が入るでしょう。
毎日手の込んだ料理をつくる。
毎日部屋の隅々まで徹底的に掃除する。
毎日きれいに洗濯して、しわ1つないほどアイロンがけを頑張る。
確実に同棲を成功させるためにも「完璧にしよう」と思うのではないでしょうか。
もちろんミスも漏れもない、完璧な家事ができれば、パートナーも大満足するに違いありません。
「すごいね」「立派だね」と褒められるでしょう。
結婚へのステップアップもスムーズになると思われます。
しかし、ここに落とし穴があります。
心がけは素晴らしいですが、現実では困難です。
100点の家事を目指すのは、最初はできても、なかなか長続きしません。
単なる家事とはいえ、全力で取り組むと、手間暇のかかる重労働になります。
気力・体力・精神力の消耗が激しいため、すぐ限界に達します。
「完璧にしよう」と思うと、いつか心が折れるのです。
そこでおすすめなのが「7割ルール」です。
同棲の家事は「7割でよし」と考えましょう。
少しくらいできていなくてもいい。
小さなミスもあっていい。
不備や不足が3割くらいあっても「まあいいか」という楽観的な考え方も必要です。
少しだけ自分を許してあげる。
その代わり、パートナーの家事が完璧でなくても「7割ができていればよし」と考えます。
3割くらいできていないことがあっても、笑って見過ごすことも大切です。
お互い心の余裕ができるので、心が強くなります。
「7割でよし」と考えれば、ずっと心を保てるのです。
「一緒に暮らしているけど、孤独を感じる」
「同棲しているにもかかわらず、いつも寂しい」
ときどき同棲中の人から、そうした不満の声が聞かれます。
普通に考えると、同棲すれば孤独や寂しさとは無縁に思えますが、実際はよくある悩みの1つです。
理由はさまざまです。
こうした状況の場合、同棲していても、孤独や寂しさを感じることがあります。
同棲すれば、孤独や寂しさを感じることがなくなると思うのは、誤解と考えていいでしょう。
物理的な距離に油断しないことです。
物理的な距離に油断していると、後で痛い目に遭います。
大切なのは、物理的な距離より精神的な距離です。
精神的な距離が離れていれば、同棲中ですら、孤独や寂しさを感じます。
もし孤独や寂しさを感じ始めたら、イエローカードです。
孤独や寂しさが悪化すると、理性と自制心のコントロールが弱くなり、衝動的な行動に出ることがあります。
成り行きによっては、破局に至る可能性もあります。
不本意な結果を招く前の対策が必要です。
同棲中でも、精神的な距離が離れないように心がけましょう。
放置したままにしていると、精神的な距離はどんどん離れていきます。
同棲を始めても、日頃から感謝とコミュニケーションを心がけ、精神的な距離が離れないように注意しましょう。
生活費を支払うとき、どんな気持ちになっていますか。
家賃・食費・水道光熱費。
同棲中の生活費は2人分なので、金額も大きくなります。
たまにはパートナーにプレゼントを贈ることもあるでしょう。
プレゼントの種類によっては、大きな金額になることもあるでしょう。
同棲に必要な生活費やプレゼント代は「消費しているだけ」と思っているかもしれません。
たしかにお金を使えばなくなりますが、消費と考えるのは少し味気ない。
ただお金が消えてなくなっているように感じられます。
「無駄な出費」という印象も強くなります。
少し考え方を変えてみてください。
「お金を消費している」ではなく「2人の将来に投資している」と考えるのです。
同棲中に必要な生活費は、すべて将来に向けた投資です。
家賃も食費も水道光熱費もすべて投資。
生活費を出すとき「これは将来に向けた投資」と思うと、意味と価値を感じることができます。
たまにはパートナーにプレゼントを贈ることもあるでしょう。
プレゼントを買うときも「これは将来に向けた投資」と思えば、わくわくしながら気持ちよく支払えるでしょう。
お金に意味を持たせることで、気持ちよくお金を出せます。
報われるかどうかは別として、お金に意味を持たせて支払うほうがポジティブになれます。
同棲に必要なお金は、すべて投資です。
「2人の将来に投資している」と思いながら、気持ちよくお金を出してください。
お金を使う抵抗が小さくなります。
ますます同棲中の笑顔が増えます。
同棲で、アクセルばかり踏んでいませんか。
全力で家事を頑張る。
欲しいものがあれば、とにかく買う。
パートナーのためなら何でも頑張る。
「もっと前へ」「少しでも前へ」「とにかく前へ」と言わんばかりに頑張るのもいいでしょう。
しかし、アクセルだけを踏む同棲はいずれ大変になります。
すぐ肉体的にも精神的にも疲弊する。
アクセルばかり踏んでいると、心も体も余裕がなくなります。
いつか限界に達して「同棲なんてもう嫌。やめたい!」となるのです。
同棲では、アクセルだけでなく、ブレーキも踏んでください。
ブレーキを踏むことも、同棲の大切な仕事。
「少し頑張りすぎているな」と思えば、休憩する。
「少し気合を入れすぎているな」と思えば、リラックスをする。
「自分の力だけではできない」と思えば、手伝ってもらう。
限界を超えるような無理はしない。
毎日全力で家事を頑張るのではなく、たまには上手に手抜きもしてください。
手間暇かけて料理をつくるより、店で弁当を買ってきたほうが楽なときもあります。
欲しいものがあれば、すぐ買うのではなく、ぐっと我慢することも大切です。
欲しいものを我慢したほうが、余計なものを増やさずに済みます。
パートナーのためとはいえ、本人を甘えさせることになるなら、自分でしてもらうほうがいいでしょう。
車は、アクセルとブレーキのバランスがあってこそ、安全運転を実現できますが、同棲も同じ。
アクセルだけを踏む同棲より、ブレーキも踏む同棲のほうが、うまくいくのです。
「同棲を始めるなら、ベストな環境にしたい!」
部屋探しでは、やはり理想の条件がそろった住まいを探すのではないでしょうか。
ところが実際、なかなかベストな同棲環境を整えられないことがあります。
2LDKの予定だったにもかかわらず、2DKになってしまうかもしれません。
勤務地から近い場所を選ぶつもりが、少し離れた場所になってしまうかもしれません。
2部屋は確保できても、収納スペースが限られた部屋になってしまうかもしれません。
経済的な事情もあって、妥協せざるを得ないときもあるでしょう。
住み始めてみると、思わぬ不便が見つかることもあるでしょう。
しかし「同棲環境が悪いから同棲も失敗」と考えるのは、大げさです。
同棲環境はベストでなくてもいい。
むしろベストでない同棲環境のほうがいい。
ベストでない同棲環境のほうが、結婚生活の良い予行演習になるからです。
同棲には「結婚生活の予行演習」という役目があります。
実際の結婚生活では、ベストに整うことはほとんどありません。
結婚すれば、人付き合いが広がって、手間暇が増えるでしょう。
ますます所有物が増え、収納の工夫が必要になるでしょう。
子どもが生まれたら、部屋はめちゃくちゃに荒らされるでしょう。
仕事の都合で引っ越しが必要になることもあれば、冠婚葬祭で急な出費が必要になることもあるでしょう。
結婚すれば、ますます厳しい条件の中で、やりくりしなければいけません。
結婚生活は、思うようにいかないことばかりと言っても過言ではありません。
不便を、どうやって乗り越えていくか、2人で知恵を出し合ってください。
限られた条件の中でやりくりしていくことも、同棲の大切な仕事。
ベストでない同棲環境は「2人が協力するためのベストな環境」とも言えます。
適度な不便があるおかげで、2人で協力する機会が生まれます。
絆や結束を強める機会にもなります。
ベストでない同棲環境に嘆くのではなく、生かしてください。
ベストでない同棲環境のほうが、結婚生活の良い予行演習になります。
同棲では、手伝うときの一言に気をつけましょう。
パートナーの家事を手伝うとき、どんな言葉をかけますか。
「何をすればいい?」
この一言に心当たりがあるなら、注意が必要です。
親切な言葉に思えますが、実はあまり良い言葉ではありません。
パートナーに「私がする仕事を考えなさい」と言っているのと同じです。
パートナーに「自分がすべき仕事を考えさせる」という仕事を押し付けています。
仕事を助けるつもりですが、実はパートナーの仕事を増やしています。
「わざわざ聞くのは普段やる気がないからだよね」と誤解され、かえって怒らせてしまうこともあります。
手伝いの一言がけんかの発端になる可能性もあるのです。
では、どう話しかけるのがいいのか。
手伝うつもりで話しかけるなら「何をすればいい?」より「これをするね」のほうがスマートです。
自分がやるべき家事を、自分の判断で決めて着手します。
家事の大半は、同じ繰り返しです。
毎日一緒に暮らしているなら、自分がやるべき仕事はおおむね見当がつくはずです。
重要な判断が必要な家事を除いて、繰り返しの家事なら、いちいち聞かずに行動したほうがいい。
「さすが」「よくわかっている」「助かる」と、パートナーに喜ばれます。
「何をすればいい?」より「これをするね」と話しかけたほうが、同棲はうまくいくのです。
価値観が合わない。
生活習慣が合わない。
毎日けんかばかり。
同棲なのに、家出をしたくなる。
好きな人との生活なのに、家に帰りたくない。
同棲を始めて、2人にギャップがあるのはいいのです。
生まれも育ちも異なる2人ですから、価値観なり生活習慣なり、ギャップがあって当然。
むしろギャップを埋めていくことが、同棲の醍醐味です。
2人で話し合いながら歩み寄れば、ちょうど良い距離感を保てるでしょう。
きちんと2人で向き合えば、ギャップはゼロにできなくても、小さくしていくことができるでしょう。
しかしそれも、程度の問題です。
あまりにも価値観が合わない。
どんなに頑張っても、生活習慣が合わない。
話し合ってもけんかになり、余計に溝が深まるだけ。
どうしても同棲がうまくいかない状況もあるでしょう。
そんなとき「結婚すれば変わってくれるのではないか」という期待を抱く人もいるかもしれませんが、要注意です。
同棲でうまくいかないカップルは、結婚してもうまくいかないのが一般的です。
結婚すると、さらに責任と義務が増え、ますます負担が増大します。
同棲生活でうまくいかないなら、結婚生活はもっと困難になると考えるのが現実的です。
同棲は、結婚相手としてふさわしいかどうか見極める手段です。
「ふさわしくない」とわかれば、きちんと別れて、同棲を解消させたほうがいいでしょう。
同棲してダメなら、結婚してもダメです。
「せっかく同棲したのにもったいない」
「今までの思い出が無駄になる」
惜しい気持ちが湧いたとしても、現実を直視することが大切です。
交際が長く続けば続くほど、交際相手と別れにくくなりますが正念場です。
情に流され、正しい人生の判断を見失ってはいけません。
人生を共に歩めない人と結婚したところで、待っているのは地獄です。
相手のために仕事をしていると、自己犠牲の感覚に悩まされることがあります。
たとえば、家事です。
炊事・掃除・洗濯。
「相手のために頑張っている」と思うと、モチベーションが上がって、普段より頑張れます。
その一方で、あるとき複雑な気持ちになることもあるかもしれません。
自分を犠牲にしながら生活しているような気持ちに包まれ、だんだん自分が悲しくなってくる。
「自分の時間がほしい」
「まるで自分を犠牲にしているようだ」
喜んでもらえるのは嬉しいですが、自分の幸せを後回しにしているように感じるでしょう。
やるせない気持ちに襲われ、心の管理に悩まされるのです。
しかし、ここに誤解があります。
相手のためにしていることは、自分のためにもなっています。
自分を犠牲にしていると思うのは、仕事の一部分しか見ていません。
もっと視野を広げて考えてみると、自分の成長に役立っていることに気づけます。
たとえば、相手のために炊事をしたとします。
相手のために食事をつくることで、自分の料理の腕が良くなります。
相手の部屋も掃除をしたとします。
自分だけ頑張っていると思うかもしれませんが、同棲生活に清潔感が出て、自分の居心地もよくなります。
相手のために洗濯をしたとします。
洗濯が面倒に思えても、相手にきれいな服を着てもらうと清潔感が出て、一緒にいる自分も心地よくなれます。
すべての家事は「花婿修行」「花嫁修業」になっていると考えることもできます。
我慢が必要なことは、自分の心を大きくするトレーニングと思えばいい。
相手のためにしていることは、自分のためにもなっていることに気づいてください。
自分のためになっていることに気づけば、自己犠牲の感覚が薄れ、意味と価値を実感できるでしょう。
家事に対する面倒な気持ちが薄れ、モチベーションが高くなるでしょう。
自分のためにしていると思うと、もっと家事を頑張りたくなるのです。
ルールと束縛は紙一重です。
同棲を快適にするつもりで作ったルールが、実際は束縛になっていることがあります。
ルールと束縛に、明確な線引きがあるわけではありません。
個人の価値観によって、線引きが左右されます。
同棲を円滑にするためのルールも、厳しくなると、束縛に変わります。
そのため、2人で話し合って、許容できるラインを見極めることが大切です。
たとえば「週末は必ず2人で外食をする」というルールを決めたいとします。
自分としては、あくまで円滑な同棲のために設けたルールです。
外食は気分転換になるだけでなく、2人で過ごす時間にもなります。
良好な関係を保つためにも、週に1回は外食を楽しむのも悪くないでしょう。
しかし、このルールを快く受け入れてくれる人がいる一方で「束縛」と感じる人もいるはずです。
「強制的に外食するなんて束縛だ」という意見も一理あります。
これは難しい問題です。
ルールと言えばルールであり、束縛と言えば束縛になります。
ルールを決める際は、厳しくなりすぎないようにしてください。
自分勝手に決めるのではなく、パートナーの意見も取り入れて決めることが必要です。
お互いが納得できるよう、丁寧な話し合いが必要です。
週末は必ず2人で外食をするルールが厳しければ、少し緩和させるといいでしょう。
「週末は、できるだけ2人で外食をする」という易しいルールなら、束縛の度合いが緩くなります。
2人にとって、ほど良いラインを見極めることが大切です。
ルールをつくりつつも「身勝手な束縛になっていないだろうか」と、客観視する余裕を持ってください。
自分が決めようとしてことは、ルールなのか束縛なのか、余裕を持って客観的に考えることが大切です。
束縛のないルールこそ理想的です。
「絶対けんかをしてはいけない」と思っていませんか。
素晴らしい心がけである一方、注意したい心がけでもあります。
たしかにけんかを避けることは大切です。
時には発言をぐっとこらえたり、妥協したりすることも必要です。
しかし、けんかを避けることはよくても、避け続けるのは良くありません。
むやみにけんかを避けようとすると、言いたいことを言えず、不満がたまります。
不満を放置したところで、状況が変わらないかぎり、解消されることはありません。
不満はどんどんたまり続けると、ストレスも大きくなり、いつか限界に達します。
結婚してから本音を言うくらいなら、同棲の段階で言っておくほうがいい。
結婚してから大爆発をするくらいなら、同棲の段階で爆発させておくほうがいい。
迷惑なこと、困っていること、気になっていること。
本音を言えるのは、どれだけ楽でしょうか。
理想的なカップルとは、本音を言い合える関係です。
暴力はNGですが、口げんかはOKです。
けんかをすると、お互いが正直な意見を言い合えます。
むしろ同棲の段階では、一度くらいはけんかをしておくほうがいいでしょう。
同棲は、結婚相手としてふさわしいか確認する手段でもあります。
相手が怒ったとき、どんな態度になるのか、実際にけんかをしてみないとわかりません。
けんかを恐れないことです。
相手の本音や本性を確認する意味でも、一度はけんかをしておきましょう。
2人の関係を前進させるために、勇気を出して本音を伝えてください。
本音を伝えることで、お互いの違和感を解消させることができます。
感情的なけんかではなく、理性的なけんかを心がけましょう。
理性を保ちながらけんかをすれば、建設的な話し合いになるはずです。
同棲では、けんかも必要です。
けんかをするのも、同棲の大切な仕事なのです。
同棲に失敗はありません。
「別れたら、失敗になる」
「同棲解消になれば、失敗になる」
いいえ、どれも誤解です。
「別れ」や「同棲解消」の表向きの結果しか見ていません。
本質まで突き詰めて考えると、どんな結果でも、同棲に失敗はないことに気づけます。
たとえば、同棲した結果、別れることになったとします。
重大な汚点・隠し事・不一致が見つかって、我慢の限界に達して、最終的に同棲を解消することになった。
結婚した後に離婚するくらいなら、同棲の段階で別れたほうがいいでしょう。
未然に離婚を防げた意味では「同棲して良かった」と言えます。
無事に同棲を乗り越えて、結婚したとします。
「わざわざ同棲しなくても良かったのではないか」と思うかもしれませんが、ここにも誤解があります。
同棲は、結婚の準備期間にもなっているため、スムーズな結婚生活に役立ちます。
お互いのリズムをつかんだり、絆や結束を深めたり、結婚資金を貯めたりなど、結婚に向けた準備を整えることができます。
同棲をしたおかげで、結婚後の生活もスムーズに進めることができます。
最終的には「同棲して良かった」と思うはずです。
もちろん「同棲」という思い出もできます。
同棲に失敗はないのです。
究極を言えば、同棲の結果は成功しかありません。
どんな結末を迎えても「将来のため」「自分のため」になるのは確実です。
自信を持って同棲を始めて、共同生活を楽しんでください。
同棲の最後に待っているのは、成功だけです。
同棲は、2人で協力しながら歩んでいく生活です。
困ったとき、パートナーの能力に助けられることもあるでしょう。
悩んだとき、パートナーが相談に乗ってくれることもあるでしょう。
落ち込んだとき、パートナーの励ましや優しさに助けられることもあるでしょう。
たしかに同棲は、二人三脚。
2人で協力しながら歩んでいく生活です。
助けたり助けられたり、頼ったり頼られたりするからこそ、2人の絆も愛情も深めていけます。
「パートナーのおかげで生活できている」
頼りになる人なら、いつの間にかパートナーに依存することもあるのではないでしょうか。
しかし、パートナーに依存をしても、しすぎないように注意してください。
パートナーがいないと、朝起きることができない。
1人では、何も問題を解決できない。
家事に関しては、パートナーに頼ってばかり。
これでは、完全にパートナーに依存しきっている状態です。
もしパートナーがいなくなれば、何もできなくなります。
それどころか、生きる力と希望を失ってしまうでしょう。
人生の絶望に陥り、人生がめちゃくちゃになってしまうかもしれません。
依存をしても、しすぎないこと。
同棲は、2人で暮らしても、基本は1人です。
大切なのは「自立した人間力」です。
2人で協力をしつつも、基本は1人であることを意識することが大切です。
万一、破局することになったとしても、自分の力で生きていける力は必要です。
自分に問いかけ、イメージをしてみてください。
「もしパートナーがいなくなれば、自分は生きていけるだろうか」と。
もし「生きていけない」と思うなら、健康上の理由がある場合を除いて、すでに依存が過度になっているのかもしれません。
事情がある場合は仕方ありませんが、少なくとも精神面だけは自立しておくことが大切です。
2人で協力ができるのは、あくまで自立した人間力があるからです。
自立した人間力があるからこそ、しっかりした支えとして存在できます。
自立した人間力は、なくて困ることはあっても、あって困ることはありません。
心のどこかで「自立した自分」を保ち、成長させていく意思と努力が大切です。
同棲と煮物は、共通点があります。
「適度な長さが大切」という点です。
それぞれ似ても似つかぬ存在に思えますが、本質は同じです。
煮物を煮るときは、煮込み時間の長さが大切です。
肉や野菜を鍋に入れて、弱火でぐつぐつ煮込みます。
煮物の完成度は、煮込み時間の長さで変わります。
煮る時間が短すぎると、素材は固いままになったり、味わいが不十分になったりします。
煮る時間が長すぎると、あくが増えたり、素材の型崩れが起こったりします。
だし汁が素材に染み込むのを待ちつつ、型崩れをする手前でやめなければいけません。
短すぎても、長すぎてもいけない。
適度な長さが、上手に煮物をつくるポイントです。
同棲も、煮物を煮るのと同じです。
同棲期間が短すぎては、意味がありません。
パートナーの価値観や生活習慣をきちんと確認しないまま、結婚することになります。
同棲の意義が不十分になる。
結婚してから「知らなかった」というトラブルが発生しやすくなります。
一方、同棲期間が長すぎるのも良くありません。
あまり長くなると、恋愛感情が消えたり惰性が生まれたりして、結婚に踏み切りにくくなります。
同棲を切り上げるなら、できるだけ3年以内を目指すのがいいでしょう。
同棲も、煮物を煮るのと同じイメージで「適度な長さ」が大切です。
短すぎてもいけない。
長すぎてもいけない。
適度な長さを意識してこそ、同棲がうまくいきます。