心を落ち着かせる種類について整理しましょう。
心を落ち着かせる方法は、2種類あります。
「自然に任せる方法」と「自発的に行う方法」です。
どちらの方法でも最終的に落ち着くことはできますが、特徴や即効性などに違いがあります。
特に大きな違いは「確実性」です。
心を落ち着かせる前提として、まず違いをきちんと区別しておきましょう。
特別な方法に頼らず、ただ自然と心が落ち着くのを待つ方法です。
一言で言うと「消極的な解決方法」です。
自然に任せる方法は、結果が不安定です。
なかなか心が落ち着かないかもしれません。
意外と早く心が落ち着くかもしれません。
解決するどころか、どんどん心が不安定になっていくかもしれません。
自然に任せる方法は最も手間暇が少ないものの、成り行きに任せているので、解決が不安定という特徴があります。
悪化した状況を放置せず、自分から進んで具体的な解決策に取り組む方法です。
たとえば、読書・瞑想・散歩などです。
一言で言うと「積極的な解決方法」です。
自分から心を落ち着かせる方法に取り組むため、解決が早くて確実です。
正しい方法を選べば、心を落ち着かせるのも早くなります。
解決策に慣れてくれば、結果が出るまでの時間を短縮させることも可能になります。
どちらの方法でも最終的に心を落ち着かせることは可能です。
どちらの方法がいいでしょうか。
やはり何もしないでいるより、積極的に取り組んだほうが、問題は早く解決します。
子どもは、自然に任せる方法しかできません。
したがって自発的に行う方法に取り組めるほうが、大人です。
「自己管理」「感情のコントロール」という意味でも、心を落ち着かせる方法を身につけておきたい。
自分から解決に取り組むほうが、思うような人生を歩みやすくなります。