恋愛関連の本では、口説き文句の特集を見かけることがあります。

デートに誘う一言、告白のセリフ、愛を伝える言葉などです。

愛を感じさせる一言をあらかじめ覚えておけば、恋愛の進展もスムーズになるでしょう。

もちろん決めのセリフもしっかり覚えておけば、告白の成功率も上がるはずです。

基本的に口説き文句を覚えるのは、悪いことではありません。

頼れる手段には頼ったほうがいい。

何もしないでいるより、口説き文句の1つでも覚えるほうが、まだ現実的です。

あくまで適度の範囲なら、口説き文句は、恋愛をスムーズに進めるのに効果的です。

しかし、いくら口説き文句に頼るとはいえ、丸暗記には要注意です。

丸暗記した言葉は、棒読みになります。

就職活動において、丸暗記した自己PRや志望動機では面接官の心を動かさない状況と同じです。

恋愛でも、丸暗記した口説き文句は棒読みになりやすいため、相手の心を動かしにくくなります。

いくら響きのいい口説き文句でも、気持ちが込められていないと、言葉の力が半減します。

大切なのは、自分の言葉です。

その場の雰囲気に合わせて、自分の心から自然と出る言葉のほうが、うまく感情を込められます。

口説き文句は、ニュアンスの部分だけ参考にするのがいいでしょう。

覚える量を減らすだけでなく、棒読みも防げるようになります。

うまく気持ちを伝えやすくなり、相手の心を動かしやすくなるのです。

• 口説き文句より、自分の言葉で口説く。