もともと、話すのが下手という人もいるでしょう。
緊張すれば、話し方がたどたどしくなるのは当然ですが、緊張していなくても、話し方がたどたどしくなる場合もあります。
たとえば、吃音症です。
吃音症とは、滑らかに話すことができない言語障害の1つです。
第1音が容易に出なかったり、同じ言葉を繰り返したり引き伸ばしたりなど、円滑に話せない状態を言います。
話し方に障害があり、スムーズに話せないケースがあるのもたしかです。
吃音症の人は、どうすればいいのでしょうか。
まず吃音症だとしても、面接前は、できるだけ話し方の練習をしましょう。
どんな状況だろうと、やはり練習が必要です。
少しでも練習することで、話し方の改善が期待できるでしょう。
では、話し方がうまくなければ、必ず不採用になるかというと、それは違います。
スムーズに話すだけが、すべてではありません。
最も大切なのは、意欲や熱意を持って、一生懸命話す姿です。
緊張してもいいですから、思いを込めて話しましょう。
言葉が詰まってもいいですから、丁寧に話しましょう。
簡潔にまとめられなくてもいいですから、熱心に話しましょう。
たどたどしい話し方でも、一生懸命話す姿があれば、意欲や熱意はきちんと伝えられます。
その意欲や熱意に、面接官は、心を動かされるのです。
自分の話し方に自信がなくても、一生懸命に話すことを心がけてください。
面接でうまく話せなくても採用されたケースは、数多く存在します。
スムーズに話すだけが、すべてではありません。
吃音症だとしても、採用されるチャンスは、十分あるのです。