執筆者:水口貴博

人生の悟りを開く30の方法

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あなたの持ち物への執着が、喧嘩やいらいらを増やしている。

あなたの持ち物への執着が、喧嘩やいらいらを増やしている。 | 人生の悟りを開く30の方法

悟りを開くことについて、完全に物を否定することだと思う人がいますが、違います。

悟りを開くとは、物を完全に手放すことではありません。

私たちは、物質の世界に生きています。

物質の世界で生きているかぎり、物を完全に手放すのは、不可能です。

家や服がなければ、雨風に凍え死にます。

食べていかなければ、死んでしまいます。

そもそも、あなたの肉体も、持ち物の1つです。

体を捨てるのは、死を意味します。

物は、死ぬときにすべて手放さなければいけませんが、生きていくためには必要です。

だからとはいえ、たくさん持つのも違います。

たくさん物を持つほど「手放したくない」という執着が増えます。

執着が増えるほど、喧嘩やいらいらも増えてしまうのです。

まず、物を減らすことです。

いきなりすべてを捨てるのではなく、できる範囲から、減らしていきましょう。

物を減らそうと意識するとき、あなたの中に、一種の悟りが生まれます。

物を捨てることは、欲を捨てることです。

持ち物が減るから、執着が減り、喧嘩も減ります。

「とにかくたくさん持つ」という意識から「いい物を少なく持つ」という意識へ、転換しましょう。

安物をたくさん持つより、いい物を1つ持つほうが、豊かになれます。

持ち物の量を減らすことができると同時に、物を大切に扱う精神も生まれます。

フットワークと豊かさを、両立できるのです。

人生の悟りを開く方法(9)
  • 安物をたくさん持つのではなく、いい物を1つ持つ。
価値は、自分が決めるもの。

人生の悟りを開く30の方法

  1. この数百年間、科学技術の向上はしても、心の向上は止まったままになっている。
  2. 悟りを開くために必要な、2つの視点。
  3. 「死の瞬間から見る視点」で、真実に気づく。
  4. 「宇宙全体から見る視点」で、真実に気づく。
  5. この世には「偉大なる何か」が存在する。
  6. 人生における最大の幸運は、生まれてきたこと。
  7. あなたの体の中には、ご先祖様から受け継いだ宝が眠っている。
  8. 性別そのものが、すでに宝物である。
  9. あなたの持ち物への執着が、喧嘩やいらいらを増やしている。
  10. 価値は、自分が決めるもの。
  11. 人生で手に入る物すべて、最後には手放さなければいけない。
  12. すべては、宇宙の所有物。
  13. ない物を探すのは、不幸になる悪い癖。
  14. 「幸せになりたい」と、考えてはいけない。
  15. 恵まれていないからこそ、恵まれていることがある。
  16. 群れの中で生きているかぎり、傷つくのは避けられない。
  17. どんな人にも、いいところが、1つはある。
  18. 世の中に楽しくないことは、1つもない。
    楽しみ方がわからないだけ。
  19. 仕事とは、自分を表現する道具。
  20. 人生は、壮大なマラソン。
    大切なのは、速く走るより走りきること。
  21. 手書きの手紙を書かない人に、手書きの手紙は届かない。
  22. あのときの経験があるから、今のあなたがいる。
  23. 明るく振る舞うだけで、社会貢献。
  24. 「死にたくない」より「生きたい」と思う。
  25. 本当に欲しいものは、なかなか手に入らないほうがいい。
  26. 本当のことを言えば、人生は厳しいのではなく、優しい。
  27. 人が亡くなったときは「さようなら」ではなく「行ってらっしゃい」。
  28. 長期で見れば、すべての人は平等であり、調和が保たれている。
  29. 生きているうちに、死後の世界について考えすぎない。
  30. これまでの人生は準備だった。
    これから人生の本番が始まる。

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