夫婦仲が自然と悪くなる原因の1つに話し方があります。
「話す内容」ではなく「話し方」です。
ほとんどの夫婦は、話す内容ばかりに気を向けてしまいがちです。
「そうは言っても、夫婦では話す内容を重視するものではないのか」
たしかに話す内容も大切ですが、話し方はもっと大切です。
あなたは、自分の話を聞いてもらいたいとき、どのような話し方になっていますか。
仕事のこと、お金のこと、子育てのことなど、真剣に話し合うことになるでしょう。
夫婦間では、深いテーマで話し合うことも多くあります。
「わかってもらいたい!」
「聞いてもらいたい!」
「理解してもらいたい!」
そうした主張性が強くなればなるほど、自然と話し方も強くなります。
自然と声が大きくなり、早口になり、言葉にもかどが出てきてしまいます。
これがいけません。
大きな声で、強い言い方になると、聞いている側も気を張ってしまいます。
いつの間にか、がみがみになってしまう。
たとえ正しい主張や言い分でも、がみがみ言われると、つい耳をふさぎたくなります。
では、どうすればいいのでしょうか。
大切なことほど「優しい話し方」で話すように心がけましょう。
優しい話し方とは、次の2つを心がけるだけでOKです。
「ゆっくり」と「ささやき」です。
この2点を押さえておけば、自然と優しい話し方になります。
「ゆっくり」を心がけることで、話を聞いてもらいやすくなります。
ささやくような声で、声のボリュームがトーンダウンします。
その結果、相手は聞こうと耳を傾けてくれるようになります。
聞いてもらいたいと思う話ほど、大きな声になりがちですが「ゆっくり」と「ささやき」を心がけた話し方をしましょう。
重要なのは「話し方」です。