ビジネスを長く経験していると、いつも同じ内容でやりとりをしているということに気づきます。
たとえば、承諾のメール・クレームのメール・謝罪のメール・相談のメール・休暇申請のメールなどです。
ビジネスでは頻繁に同じ内容のメールを何度もやりとりします。
その都度、メールの全文を1から考えるのは面倒です。
手ですべて打ち込むのは、とても時間がかかります。
誤字脱字も多くなるでしょう。
こういうときに段取りのいい人は「テンプレート」を使います。
一番基本的な例を挙げると「挨拶」のテンプレートです。
「○○様。いつもお世話になっております。○○株式会社の水口です」
そういう文章の型を、あらかじめ用意しておきます。
そのテンプレートの内容はしっかりチェックして、誤字脱字がないように注意して丁寧に作ります。
その一度の手間をかけるだけで、後はテンプレートを使えばいい。
承諾用のメールやクレーム用のメールなど、目的に応じたテンプレートがあると、メールを書く手間と時間が劇的に減ります。
しかも誤字脱字も激減します。
校正を終えているテンプレートを何度も使いますから「○○」部分のみ注意すれば誤字脱字で恥をかくこともありません。
またテンプレートのいいところは、社内で共有しやすいというところです。
人によってばらばらのメールではなく、文面を統一できると、会社全体でメールの品質を維持できます。
メールに限らず「稟議書」や「議事録」などもすべてテンプレートを作り、使うようにしましょう。
一度の手間で済むのです。