執筆者:水口貴博

仕事をスムーズに進める30の手順の工夫

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休憩は「仕事の区切り」で入れると、ミスやトラブルが少なくなる。

休憩は「仕事の区切り」で入れると、ミスやトラブルが少なくなる。 | 仕事をスムーズに進める30の手順の工夫

あなたはどのようなタイミングで休憩を入れていますか。

「少し疲れたな。休憩しよう」

疲れたタイミングで休憩を入れていませんか。

もちろん疲れたから休憩を入れたい気持ちはわかります。

体がだるくなったり、集中力が低下したりという状態があります。

事実、人間の集中力や体力を超えた仕事はできません。

どうしても無理だという場合は仕方ないでしょう。

しかし、仕事をスムーズに段取りよく進めたければ、疲れたタイミングではなく、仕事の区切りで休憩するようにしましょう。

いま一度、休憩のタイミングを考えてみましょう。

執刀医が患者の命に関わる手術をしているとき、適当なタイミングで休憩するわけにはいきません。

患者が大出血しているときに「疲れたから休憩する」というわけにはいきませんね。

まさに患者の命に関わることだからです。

さらに、あまりもたもたしていると患者の体力を消耗してしまいます。

迅速な仕事を求められている上、ミスやトラブルをなくし、仕事をする時間も限られています。

もし中途半端なところで休憩を入れてしまうとどうなるでしょうか。

仕事の再開がしづらくなるため、ミスやトラブルを起こしやすくなります。

どのタイミングで休憩するかは、患者の命に関わります。

だからこそ、休憩するタイミングは「疲れたとき」ではなく「仕事の区切り」がいい。

仕事の区切りまでつけば、休憩しやすくなり、再開するときも切りがいいため始めやすくなります。

結果として、一番仕事が速く、かつ不要なミスやトラブルを防ぐことができるようになります。

これは私たち一般的なビジネスでも同じです。

お金が絡み、納期のある仕事です。

あまりもたもたしていると、時間はどんどん過ぎていきます。

仕事には制限時間がありますし、お金・信用も絡んでいます。

もたもたして納期を超えてしまえば、お金や信用の損失に響きます。

そのためにも休憩のタイミングは、疲れたときではなく、仕事の区切りでするほうがいい。

休憩しても仕事の再開がしやすく、ミスやトラブルを最小限に抑えることができます。

仕事をスムーズに段取りよく進めることができるのです。

仕事をスムーズに進める手順の工夫(29)
  • 仕事の区切りで休憩を入れる。
大きな要求には段階がある。

仕事をスムーズに進める30の手順の工夫

  1. 計画を立てる手間が、最も手間を少なくさせる。
  2. 雨の日は、いつもより通勤に時間がかかる。
  3. 視覚からの刺激をシャットアウトすれば、疲れや体力が回復しやすくなる。
  4. 理由を3つ挙げるだけで、説得力は格段に向上する。
  5. メールによる賛成の募集は、返信不要を基本にする。
  6. 複数のペンは1本にまとめて能率アップ。
  7. 人間は、想像する生き物。
    イメージトレーニングを最大限に活用せよ。
  8. 仕事をスムーズに進めるキーワードは「3」。
  9. 朝一と午後一の電話は、話がうまくまとまりにくい。
  10. 神様は、あなたの段取りを試している。
  11. わざと長めに宣言して、早めに終わらせる。
  12. 真の交渉術とは、お互いのメリットを考えること。
  13. 「はい。
    わかりました」の後は必ず復唱する。
  14. 高級な包装紙と箱を使えば、プレゼントのグレードが向上する。
  15. アナログ式の時計をデスクに置くだけで、時間感覚は自然と身につく。
  16. なぜ段取りがいい人のデスクの上は、ひどく散らかっているのか。
  17. 段取りがいい人は、頻繁に使うものと、そうでないものを区別している。
  18. ワンフレーズを心がけると、自動的にキーフレーズになる。
  19. 「できるかもしれない」と考えていると、本当にできる。
  20. 知らない場所でも、人に聞けば迷わない。
  21. 真の引き継ぎとは「仕事」だけでなく「感情」までも引き継ぐこと。
  22. 試行錯誤をしていないうちから、諦めない。
  23. 人の数だけ、可能性は大きくなる。
  24. 成功する人は、他人の失敗を笑うのではなく、参考にする。
  25. テンプレートを使えば、手間と時間が激減する。
  26. 「こうすればうまくいく」という仕事の型を作っておく。
  27. 儀式があると、仕事がはかどりやすくなる。
  28. 「記号」や「略語」を使えば、メモする力が劇的に向上する。
  29. 休憩は「仕事の区切り」で入れると、ミスやトラブルが少なくなる。
  30. 大きな要求には段階がある。

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