あなたはどのようなタイミングで休憩を入れていますか。
「少し疲れたな。休憩しよう」
疲れたタイミングで休憩を入れていませんか。
もちろん疲れたから休憩を入れたい気持ちはわかります。
体がだるくなったり、集中力が低下したりという状態があります。
事実、人間の集中力や体力を超えた仕事はできません。
どうしても無理だという場合は仕方ないでしょう。
しかし、仕事をスムーズに段取りよく進めたければ、疲れたタイミングではなく、仕事の区切りで休憩するようにしましょう。
いま一度、休憩のタイミングを考えてみましょう。
執刀医が患者の命に関わる手術をしているとき、適当なタイミングで休憩するわけにはいきません。
患者が大出血しているときに「疲れたから休憩する」というわけにはいきませんね。
まさに患者の命に関わることだからです。
さらに、あまりもたもたしていると患者の体力を消耗してしまいます。
迅速な仕事を求められている上、ミスやトラブルをなくし、仕事をする時間も限られています。
もし中途半端なところで休憩を入れてしまうとどうなるでしょうか。
仕事の再開がしづらくなるため、ミスやトラブルを起こしやすくなります。
どのタイミングで休憩するかは、患者の命に関わります。
だからこそ、休憩するタイミングは「疲れたとき」ではなく「仕事の区切り」がいい。
仕事の区切りまでつけば、休憩しやすくなり、再開するときも切りがいいため始めやすくなります。
結果として、一番仕事が速く、かつ不要なミスやトラブルを防ぐことができるようになります。
これは私たち一般的なビジネスでも同じです。
お金が絡み、納期のある仕事です。
あまりもたもたしていると、時間はどんどん過ぎていきます。
仕事には制限時間がありますし、お金・信用も絡んでいます。
もたもたして納期を超えてしまえば、お金や信用の損失に響きます。
そのためにも休憩のタイミングは、疲れたときではなく、仕事の区切りでするほうがいい。
休憩しても仕事の再開がしやすく、ミスやトラブルを最小限に抑えることができます。
仕事をスムーズに段取りよく進めることができるのです。