アマチュアは、仕事のオンとオフを明確に分けているのが特徴です。
「さあ、今日も仕事を頑張るぞ」
仕事をするときは、まず気合を入れ、仕事モードになります。
仕事中は、手を抜かず、仕事に集中します。
しばらくして仕事で疲れれば、仕事モードから休憩モードに切り替えます。
仕事で疲れれば、休憩を取るのは当たり前のこと。
適度な休憩によって、気分転換ができ、ストレス管理もうまくなります。
しかし、プロになると、この概念が根底から違います。
プロに「いつ仕事をしていますか」と聞いても、曖昧な返事が返っています。
「自分でもよくわからない」
「うまく答えられない」
時には「仕事はしていない」という驚きの返事が返ってくることもあります。
一見すると、仕事をしていないように思えますが、違うのです。
常に仕事をするのが当たり前になっているため、もはや仕事をしている感覚がないのです。
起きている間は、ずっと仕事をしています。
トイレ休憩・食事中・入浴中は、仕事をしていなくても、仕事のことを考えています。
たとえ恋人とのデート中も、頭の片隅では仕事のことを考えています。
息をするかのように、日常の一部になっている。
寝ているときは、仕事の夢を見ています。
仕事をしていないときでも、仕事のことを考えているため、結局、ずっと仕事をしているのです。
事実上、24時間365日、仕事をしているような状態です。
「それだけ仕事をすれば過労死する」と思いますが、そこがまた、プロの違うところです。
そもそもプロは、仕事が大好きです。
義務でも強制でも命令でもなく、自分が心から望んでしていること。
そのため、長時間の仕事も、まったく苦ではありません。
むしろ仕事の疲れを、仕事によって癒している状態です。
結果として、能力を最大限に発揮でき、仕事の量も質も極限まで達します。
誰にも負けない、素晴らしい結果が出せるのです。