執筆者:水口貴博

仕事に集中する30の工夫

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休憩は疲れたときに入れるのではなく、仕事の区切りに入れる。

休憩は疲れたときに入れるのではなく、仕事の区切りに入れる。 | 仕事に集中する30の工夫

「疲れた。少し休憩しよう」

私たちが仕事をしているとき、休憩のタイミングといえば「疲れたとき」が一般的です。

当然です。

私も、以前は「疲れたとき」に休憩を入れていました。

しかし、疲れたタイミングで休憩を入れると、なぜか仕事の調子が悪くなります。

勢いよく文章を書いていて調子よく進んでいたのに、休憩を挟んだ後は、勢いもアイデアも消えているということがよくあります。

理由は「間を置くから」です。

休憩というくらいですから、脳の活動も落ち着きます。

休憩のため、10分くらい間を置くと、出した勢いを一度止めなければなりません。

止まった勢いは、また出すのに時間を要するため、効率が悪くなります。

速く進む新幹線も、停車してから動き出そうとしても、本来の勢いが出るまでに時間がかかるのと同じイメージです。

仕事に集中するためには「休憩のタイミング」こそ、重要です。

仕事の調子が出ているときには、多少疲れていても休憩しないほうがいい。

もちろん疲れがたまり、仕事の効率が低下しつつあるのはわかります。

しかし、そのタイミングで休憩を入れると、仕事を再開するとき、勢いを取り戻すまでに、時間とエネルギーを要します。

私はこうした現象を何度か体感して、ある結論を出しました。

「休憩は疲れたときに入れるのではなく、仕事の区切りに入れる」という仕事術です。

あえて仕事の区切りがつくまでは多少の疲れがあっても、進めきってしまいます。

仕事の区切りのときは、頭の切り替えが必要です。

切り替えるタイミングに乗じて、休憩のタイミングと重ねます。

仕事もうまく区切ることができ、なおかつ休憩することで頭の切り替えもスムーズにできます。

トイレ休憩でさえも、容易に仕事の区切りがつくまでは、いかないほうがいいのです。

仕事に集中する工夫(16)
  • 休憩は、仕事の区切りがついたときに入れる。
読み終わったメールは、保存ではなく、削除する。

仕事に集中する30の工夫

  1. 定時というタイムリミットを、強く意識する。
  2. やる気があるうちに、仕事を片付ける。
  3. 「いつでもいいよ」と言われた仕事ほど、すぐ取りかかる。
  4. 「仕事リスト」を作ってから、仕事を始める。
  5. 無駄な会議は、徹底的に廃止する。
  6. デジタル機器を、優秀な秘書にする。
  7. 部下同士の仕事を交代させると、人間関係がよくなる。
  8. 同じ種類の仕事は、まとめて片付ける。
  9. 例外を、1つも作らない。
  10. 言葉は省略をしてもいいが、適度さを守る。
  11. とにかく仕事に着手する。
  12. 仕事中に割り込まれる要因を排除する。
  13. 「始業時間前」と「昼休み」は、仕事に専念できる時間。
  14. 将来像を、上司に伝えておく。
  15. 同種類の仕事をついでに引き受けると、仕事は増えるどころか減る。
  16. 休憩は疲れたときに入れるのではなく、仕事の区切りに入れる。
  17. 読み終わったメールは、保存ではなく、削除する。
  18. 思わぬ仕事に対応できるよう、あらかじめ準備を整えておく。
  19. 仕事は、一気に片付ける癖をつける。
  20. コーヒーを飲むと、仕事に集中できる。
  21. すぐ片付く仕事から着手する。
  22. 仕事中の水分は、控える。
  23. 定時で帰って、十分に睡眠時間を取る。
  24. 大きな仕事は、短く区切ってから進める。
  25. チームミーティングを開かない。
  26. 最初の90分間を、最大限に活用する。
  27. 着手している仕事が未来にどうつながるのかを、把握する。
  28. 仕事の一部を、他人にお願いする。
  29. パンよりご飯のほうが、集中力が継続する。
  30. 仕事を逃れる努力より、仕事を済ませる努力のほうが小さい。

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