習い事をしていると、自分より上手な人に出会うことがあります。
「あの人なんてうまいのだろう。それに比べて自分は……」
自分と比較して、落ち込んでしまうことがあるかもしれません。
上手な人の存在に気後れして、卑屈になったり、自分が情けなく感じたりすることもあるでしょう。
しかし、自分より上手な人を見て、落ち込む必要はありません。
きっとその人は、長い間その習い事を続けてきたのです。
幼いころからやり続けているのかもしれません。
多くの経験を積み重ねていれば、上手であって当然です。
だから、うまい人がいても、気にしないことが大切です。
その人は自分よりはるかに経験が多いのですから、比較して落ち込むのはもったいないことです。
逆の立場になることもあります。
習い事では、自分より下手な人に出会うことがあるでしょう。
そんなとき「不器用だなあ」「のろのろしているなあ」「なかなか成長しないね」と感じるかもしれません。
しかし、自分より下手だからと言って、見下さないことです。
その人なりに、楽しく取り組んでいるのかもしれません。
上手下手は関係なく、本人が満足していれば、それでOKです。
習い事は競争ではありません。
うまいか下手かではなく「楽しんでいるかどうか」が大切です。
人には人のペースがあります。
下手でもいいし、成長が遅くてもいい。
ゆっくりのんびりでやっている人がいても、まったく問題ないのです。
人には人のやり方があり、ペースがあります。
自分より上手な人を見て、落ち込まないことです。
自分より下手な人を見て、見下さないことです。
つまり、人の上手・下手で一喜一憂しないことが大切です。
人の上達ぶりは、自分に関係ないことです。
「もう人の上手・下手は無視してOK」と割り切ってしまいましょう。
上手だから良い、下手だから悪いという価値観に縛られる必要はないのです。
習い事は、とことん自分に集中することが大切です。
もし周りのことが気になったら、心の中で「自分に集中しよう!」と声をかけてください。
自分に集中していれば、それだけ成長も早くなるのです。