授業は、最後まで気を抜かないことです。
大切なのは「最後まで真剣に取り組めるか」です。
試験を受けるとき、誰もが最後まで気を抜きません。
解けない問題があろうと、疲れがたまっていようと、試験終了のチャイムが鳴るまで集中を維持します。
すべて解き終えて時間が余っているなら、当然のように見直しをします。
「勝負のとき」という気持ちがあるからです。
たとえラスト1分の状況であっても、全力を尽くす姿勢があるものです。
ところが、習い事の授業となると、様子が変わります。
終了時間が近づくにつれて、だらだらする人が少なくありません。
特に終了間際は「授業はもうほとんど終わり」という意識から、気が緩みがちです。
疲れが出ていることもあって、なおさら集中を欠き、だらだらしてしまうのです。
しかし、授業後半をいい加減に過ごすのはよくありません。
うっかり聞き逃した一言が、実は重要な言葉ということもあります。
たとえラスト1分であっても、まだ授業中です。
貴重な時間です。
その1分にも、学びの価値があります。
お金もかかっているのです。
授業は常に真剣勝負です。
習い事は、試験を受けるときのように、最後まで集中を維持することが大切です。
最後まで気を抜かず、真剣に取り組みましょう。
ラスト1分も大切にしましょう。
そういう姿勢が、成長を促し、ゆくゆく成果を生み出すのです。