習い事の場では、若い先生が教えていることもあります。
なかには自分より一回りも若い先生と出会うこともあるでしょう。
習い事をするとき「年下の先生には頭を下げたくない」「若い先生にはちょっと抵抗がある」と言う人がいます。
年下から習うのはプライドが許さないというのです。
こうした考え方には要注意です。
年下の先生を拒む姿勢があると、年齢を重ねるごとに自分より年上の先生が減ります。
これは、学びの機会を失うことを意味します。
習い事の選択肢を自ら狭め、学びの可能性をも閉ざしてしまうことになるのです。
会社で働いていると、年下の上司に就くこともあります。
年下から学ぶ姿勢が身についていないと、そうした状況に直面したとき、強いストレスを感じ、働きにくくなります。
最悪の場合、職場を離れざるを得なくなるかもしれません。
先生の年齢にこだわるのはやめましょう。
年上の先生はもちろん、年下の先生からも素直に学べるようになることが大切です。
大人の習い事では、年下の先生に当たることは珍しくありません。
先生に必要なのは、年齢ではなくキャリアです。
若い先生でも、豊富な経験と実績を持っている人も大勢います。
先生の年齢を気にしているなら、そのこだわりは手放しましょう。
つまらないこだわりは、成長の可能性を狭める原因になりかねません。
「プロである以上、年齢は関係ない。年下の先生でも歓迎する」という姿勢でいることが理想です。
どんな分野にも、その道のプロがいます。
その人が、自分より年下ということも当然あるのです。
先生が年下でも、快く受け入れましょう。
年下の先生だからといって、ため口で話すような態度は慎みます。
プロとして敬意を払い、態度や言葉遣いにも配慮しましょう。
教えを請うときは「よろしくお願いします」と丁寧に頭を下げます。
授業の後には「ありがとうございました」の一言も忘れません。
たとえ一回り若い先生であっても、相手に敬意を払い、礼を尽くすことが大切です。
年下の先生から学べる人は成長するのです。