「習い事をしたいけれど、お金がない」という声をよく聞きます。
たしかに習い事は余裕資金で行うのが理想です。
日々の食費や生活費で精いっぱいという状態では「習い事をするお金はない」と感じるのも無理はありません。
しかし、それは本当に「お金がない」と言える状態なのでしょうか。
いいえ、きっと思い込みです。
金銭的な余裕は、ほんの少しの工夫で作れるものです。
習い事の月謝は、食事や飲み会を1回断るだけで捻出できるのです。
友人と食事をすることがあるでしょう。
会社の飲み会に行くことがあるでしょう。
一度の出費は、2,000円から5,000円くらいではないでしょうか。
これは初心者向けの習い事の月謝と、ほぼ同じ金額です。
その1回分のお金があれば、多くの習い事の月謝はまかなえます。
つまり「習い事の費用は、我慢1回分で手に入る」ということです。
会社の飲み会で愚痴や悪口で盛り上がるより、自分のやりたい習い事にお金を使ったほうが有意義だと思いませんか。
習い事は、将来の自分への投資です。
お金は「今の楽しみ」に使うより「未来への投資」として使いたい。
習い事をすると、スキルが身につき、見識が広がり、生活に張りや彩りが生まれます。
新しい出会いが増え、親しい友人ができることもあるでしょう。
単なる「出費」ではなく「未来を切り開くチャンス」といえます。
もちろん友人との食事を断るのは気が引けるかもしれません。
そんなとき「習い事があるから」という理由なら、相手も納得してくれるでしょう。
大人同士なので、そうした前向きな理由は理解されやすいのです。
「お金がない」と思い込む前に、ほんの少しだけ立ち止まって考えてみてください。
ほんの1回、食事や飲み会を我慢するだけで、新しいチャレンジの費用は作れます。
自分を成長させる習い事のほうが、ずっと価値があるはずです。