一度でも経験すれば「ない」から「ある」に変わります。
一度でも経験すれば、思い出ができます。
話のネタとして実体験を語れるようになります。
具体的な話ができるようになるし、質問にも答えられるようになります。
貴重な経験なら、お金や労力をかける価値があるのです。
もうひとつ忘れてならないのは「思わぬ形でビジネスに役立つことがある」ということです。
職場での会話で「富士山に登頂したことがある」という話をすれば、周りからすごいと一目置かれます。
「富士山に登ろうとするだけの意欲がある」「富士山に登頂できるだけの体力がある」という印象を与えるでしょう。
それだけで社内の評価が上がってしまうのです。
一度でもフルマラソンを完走したことがあると「フルマラソンを完走したことがある」と言えるようになります。
商談のとき、話の流れでフルマラソン完走の話をします。
「すごい」「体力があるな」「チャレンジャーだな」と思われ、ポジティブな印象を与えるでしょう。
商談相手も同じフルマラソン経験者だと、瞬く間に意気投合して、ビジネスがスムーズに進む可能性があります。
富士山の登頂もフルマラソンの完走も、ビジネスとは関係ありません。
関係ありませんが、間接的に影響することがあります。
プラス評価やポジティブな印象へとつながり、思わぬ形でビジネスに役立つことがあるのです。
貴重な経験であればあるほど、時間・お金・労力をかけるだけの価値があります。
「時間がかかるなあ」「お金がかかるなあ」「かなりの体力がいるなあ」と思いますが、だからこそ良いのです。
大変であればあるほど、経験している人は少なくなるので、それだけ価値が生まれます。
一度の経験にお金や労力がかかっても、ビジネスで役立てば、十分元は取れます。
貴重な経験であればあるほど、人生の素晴らしいお土産となるのです。