会社が負担する研修費に上限が設けられていることがあります。
たとえば「1回3万円まで」「1日1万円まで」など決まりです。
会社が全額を負担してくれるわけではありません。
こうした制限が設けられていると「勉強できる範囲にもかぎりがあるのでは?」と感じてしまうかもしれません。
しかし、突破口はあります。
超過分は、自分の財布から出せばいいのです。
たとえば、受けたいセミナーが3万円で、会社からは1万円しか出ない場合があるとします。
残りの2万円は、自分で支払えばいいのです。
会社が決めた研修費の上限には従っているので、自己負担分に口を出されることは、まずないでしょう。
「あなたの判断で超過分を自分の財布から出すのならどうぞ」となるのが一般的です。
これこそが自己投資です。
超過分を自分で負担するようにすれば、学びの選択肢は大きく広がります。
興味のない研修より、自分が本当に受けたいと思う研修のほうが、はるかに多くの学びが得られるものです。
しかも、自己負担があることで「元を取りたい」という意識も生まれるため、集中力が高まり、吸収力も強くなります。
自己投資は、自分のお金を投じることが大切です。
自分のお金で受けた研修だからこそ、内容を無駄にしたくない意識が強くなり、結果として格段に学びの質が上がるのです。
超過分を自分の財布から出す人が、成長するのです。