海外旅行でレストランに入ってメニューを見て、焦りました。
見慣れない外国語の文字ばかりで、何が書いてあるのかさっぱりわからない。
読めないことには、どんな料理なのかわかりません。
英語の補足や写真があれば、まだ救いです。
英語から食事内容を推測したり、写真からメニューの雰囲気を感じ取ったりできます。
しかし、海外には、英語の補足も写真もない「文字だけのメニュー」がたくさんあります。
そういうとき、注文で失敗しないコツがあります。
コース料理なら、基本的に失敗することはありません。
経験上、コース料理は文字を読めなくても、メニューの「雰囲気」でわかる場合が多いものです。
大きめの文字で書かれていたり、値段が少し高めであったり、箇条書きで書かれていたりします。
雰囲気から「これがコース料理だな」とわかる場合が多いものです。
もし不安なら、念のため給仕に「これはコース料理ですか」と尋ねてみればいいでしょう。
「コース」という言葉は世界のどこでも通用します。
前菜からひととおりの料理が楽しめ、失敗はないはずです。
少し言葉に不慣れかもしれませんが、自分好みの料理を給仕に伝え、給仕に任せる方法があります。
「とてもおなかがすいている」「肉料理が食べたい」「予算金額」など、希望だけを伝えます。
その希望にかなったメニューを、給仕が決めてくれるはずです。
場合によっては「ランチ」や「ディナー」という簡単な英単語だけで通じることもあります。
もちろんその際も、メニューを給仕と一緒に見ながら決めるようにしましょう。
なぜかというと、金額をチェックするためです。
給仕が進めるメニューは、自分の予算に合っているものかどうかを確かめたうえで注文すると、間違いはありません。
メニューの文字は読めなくても、唯一、読める字があります。
アラビア数字で書かれた値段です。
アラビア数字は、全世界共通です。
数字の大小から、勘が働くはずです。
前菜か、メインメニューかを推測する手がかりになるでしょう。