執筆者:水口貴博

海外旅行で心がけたい30の安全対策

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親切に勧めてくれるサービスを受ける前に、必ず確認しておきたいこと。

親切に勧めてくれるサービスを受ける前に、必ず確認しておきたいこと。 | 海外旅行で心がけたい30の安全対策

「サービスです。お1つ、いかがですか」

海外の繁華街や市場などを歩いていると、店員から「試食」のようなサービスで話しかけられることがあります。

「おいしそうだな。ちょっと味見をしてみよう」

手にとって口にすると「お金を払ってください」と請求されることがあります。

これくらい無料だろうと思っていると、大間違いです。

母国で生活している感覚で海外旅行をしていると、思わぬトラブルが発生しやすいのです。

頼んでもいないのに、いきなり写真を撮られて、お金を請求された。

「カメラのシャッターを押してあげます」と言われてお願いしたら、チップを請求された。

飲食店で「こちらのほうが広くて涼しいですよ」と席の移動を勧められたら、有料の座席だった。

現地の人による観光ツアーで「もう少し先へ行ってみませんか。案内しますよ」と勧められたら、オプションの有料コースだった。

無料に違いないと思い込んでいると、後から金額を請求されることがあります。

もしくは、わざと無料のサービスを装ったうえで勧め、後から強引に金額を請求しようとする悪質なケースもあります。

そんなばかなと思うかもしれませんが、こうしたトラブルは多いのです。

トラブルを避けるためにも、予定外のサービスを受けるときは「有料か、無料か」をきちんと確認しておくようにしましょう。

「無料はどこまで無料か。有料ならいくらなのか」をはっきりさせないと、悪質な場合、法外な金額を請求されることもあります。

尋ねにくい雰囲気があっても、旅の恥はかき捨てましょう。

堂々と確認すべきです。

海外旅行で心がけたい安全対策(13)
  • 予定外のサービスを受けるときには「有料か、無料か」を尋ねてからにする。
海外旅行の多くの場面は、パスポートのコピーで代用できる。

海外旅行で心がけたい30の安全対策

  1. 海外でも使える携帯電話が1つあれば、多くの手荷物を減らすことができる。
  2. 海外旅行で体調が悪くなったときに起こりやすい悪循環。
  3. お金の支払いは、こそこそするくらいでいい。
  4. トラベラーズチェックは、使えない。
  5. 海外旅行で必要なのは、語学力より主張力。
  6. 海外先のサイズ表示に騙されるな。
  7. サインは、漢字かアルファベットか。
    最も書き慣れた字体で書くほうがいい。
  8. 海外旅行で観光地を見て回るおすすめの順番。
  9. 「貴重品はバッグやカバンの中に入っているはず」その先入観を逆に利用して、安全対策をする。
  10. リコンファームのストレスを小さくする方法。
  11. 信頼できるタクシーを、スムーズかつ確実に捕まえる方法。
  12. 帰りのことまで考えられてこそ、本当の意味で、安全な旅行ができる。
  13. 親切に勧めてくれるサービスを受ける前に、必ず確認しておきたいこと。
  14. 海外旅行の多くの場面は、パスポートのコピーで代用できる。
  15. ロストバゲージのほかに起こりやすい、意外な紛失の2パターン。
  16. カメラのシャッターは現地の人ではなく、観光客に頼んだほうがいい。
  17. 観光地に着いたら、早いうちに高い所へ登るほうがいい。
  18. 恥ずかしがり屋が、海外でトラブルを起こしやすいパターン。
  19. しわと色落ちに強いポリエステルとナイロンは、海外旅行向きの服。
  20. 便利なリュックサックには、意外な危険がある。
  21. 安全であるはずの南京錠の、意外な落とし穴。
  22. おいしい店かどうかを、一目で確認できる3つのポイント。
  23. 私が海外旅行へ行くときのお決まりの格好。
    ポリエステル製の黒のTシャツとブルージーンズ。
  24. あらかじめタブーを勉強して、トラブルを未然に防ぐ。
  25. 海外旅行で酔っても安心して飲める、唯一の場所。
  26. 女性の勘は鑑定士より鋭い。
    そう思った、ある1人の女性の話。
  27. ホテルのドアは、鍵だけで十分と思わない。
    チェーンのドアには必ずチェーンをかけておく。
  28. ホテルのドアをノックされたときの一番安全な対応方法。
  29. 海外では、母国のとき以上にマナーのある行動が必要とされる。
  30. 読めないメニューで失敗しない3つの方法。

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