幸せな人とはどんな人でしょうか。
それは、おいしさの幅が広い人です。
幸せな人は、何を食べても「おいしい」と言って喜びます。
水を飲んでも「おいしい」と言ってにっこりします。
キムチを食べても「おいしい」と言ってにっこりします。
ブラックコーヒーを飲んでも「おいしい」と言ってにっこりします。
水は味がなく、キムチは辛く、ブラックコーヒーは苦いものですが、幸せな人はそれらを「おいしい」と喜びます。
無理に思い込んでいるわけではなく、本当においしいと思っています。
幸せな人はおいしさの幅が広いため、普通の人より満足や幸福を感じる機会も多くなります。
何かを食べるたびに「あれもおいしい。これもおいしい」の連続で、食生活が笑顔にあふれています。
世の中がおいしいものだらけに見えるため、結果として幸せな人になっているのです。
幸せな人になりたいなら、おいしさの幅を広げることです。
甘みを感じたときだけ「おいしい」と解釈するのではありません。
辛みや苦み、無味無臭も「おいしい」と解釈しましょう。
おいしさの幅を広げれば、相対的においしいものが増えることになります。
辛いものや苦いものといった刺激物を食べたときも「おいしい」と解釈しましょう。
自分がそれを好意的に受け止めれば、自然とおいしく感じるようになります。
ぴりっとした刺激をポジティブに受け止めれば、満足感が得られ、おいしいものになります。
無味無臭のものを食べたときも「おいしい」と解釈しましょう。
刺激がないことをポジティブに受け止めれば、満足感が得られ、おいしいものになります。
甘みがわずかしかないときも「物足りない」と解釈するのではなく「おいしい」と解釈しましょう。
甘みがわずかしかなくても、甘みがあるのは事実です。
ほんのりとした甘みでも、満足感が得られ、笑顔で「おいしいね」と喜べます。
価値観を広げるだけでいいのです。
おいしいとは、うま味や甘みだけではありません。
苦み、辛み、無味無臭も、本人がそれを快として受け止めれば、おいしいことになります。
おいしさの幅を広げれば広げるほど、どんどんおいしいものが増えます。
自然と世の中がおいしいものだらけに見えるようになります。
これで幸せになれないはずがありません。