人と食事の際、こちらが食事代を全額負担することがあります。
「今日の食事代は、こちらで全部出しますね」
食事の場では、割り勘がふさわしくない場面があります。
状況や雰囲気によっては、どちらか一方が食事の全額を負担するほうが会計はスマートということがあるでしょう。
友人や同僚など相手と対等の立場であれば、全額負担をしたり・してもらったりすることがあるものです。
このとき「全額負担の順番は交互でなければいけない」と思っていませんか。
たしかにお金のやりとりは「順番」が大切です。
一般的な順番としては「全額負担してもらったなら、次は全額負担してもらう番」という流れでしょう。
貸し借りのバランスをキープしたいのは当然のこと。
なかなかおごってもらえないと「次はおごってもらう番なのに忘れているのかな?」と首をかしげることがあるかもしれません。
しかし、これはあくまで一般にすぎません。
常識やルールにとらわれないでください。
全額負担の順番は、不規則でもいいのです。
「交互でなければいけない」というのは先入観です。
全額負担の順番は、交互ではなく、ちょっと偏ってもいいのです。
2回続けて全額負担することもあっていい。
相手に貸しを増やすことになりますが、後から返してもらえばいいだけです。
別の機会でまとめておごってもらうのもいいでしょう。
たとえば、こちら2回続けて全額出したなら、別の機会に相手から2回続けて全額出してもらうようにします。
順番は少し偏ってはいますが、最終的に貸し借りのバランスが整います。
こちらが3回続けて全額負担して、相手から3回続けて全額負担してもらうのもありです。
3回分を、1回の大きな食事代でまとめて返してもらうのもいいでしょう。
最終的に貸し借りのバランスが整えばいいのです。
相手に食事を全額負担してもらって「次はこちらで食事代を出します」ということがあるでしょう。
食事代を出してもらってばかりで回数を忘れそうなら、メモしておくといいでしょう。
直接お金を貸し借りしているわけでないものの、食事を通した貸し借りがあるのは事実です。
日記やスケジュール帳に食事代を出してもらった日をメモしておきます。
どれだけ食事代を出してもらったのか確認しやすくなって、ど忘れを防げるのです。