あるとき日常で不思議な体験をすることがあります。
急に胸の鼓動がどきどき高鳴り始め、自分でも「どうしたのだろう」と思うでしょう。
もしこうした経験に心当たりがあれば、言えることはただ1つです。
一目惚れをしたのです。
一目惚れと言えば、人にするものと思いがちです。
タイプの人と出会うとどきっとします。
体にびびっと衝撃が走って、一瞬で恋に落ちるでしょう。
一目惚れは人に対して起こるものと思われていますが、その限りではありません。
一目惚れは、食べ物に対しても起こります。
一目惚れをしている自分に気づいてください。
ある食べ物と出会って、胸がどきどきして頭から離れなくなれば、一目惚れをしたと考えて間違いありません。
食べ物に一目惚れをすることもあっていいのです。
悪いことではありません。
むしろ素晴らしいことです。
既婚者がほかの異性に一目惚れをするのは要注意ですが、食べ物であればいくら一目惚れをしてもOKです。
1つに限らず、たくさん一目惚れをしてかまいません。
「これもいいな、あれもいいな。たくさんあって迷っちゃうな」
どれだけ目移りをしても、誰からもとがめられません。
浮気で怒られる心配はゼロ。
むしろどんどん食生活が豊かになります。
食べ物への一目惚れをどんどん増やしていきましょう。
一目惚れが多くなるほど、食生活は豊かになります。
大切なことは「一目惚れで終わらせない」ということです。
一目惚れのままでは、片思いと同じです。
一方的に思い続けるだけでは成就しません。
一目惚れで終わらせるのではなく、実際にそれを食べてみましょう。
向こうから近づいてくるのを待つのではなく、こちらから近づいていきます。
移動に時間がかかろうと食べに行くのが大変であろうと、それだけの価値があります。
お金はかかりますが、きちんと楽しめ、有意義な時間を過ごせるでしょう。
「前からあなたのことが気になっていました」と告白するのと同じです。
実際に近づいて、触れて、味わってみる。
勇気を出してアプローチすれば、新しい食の世界が切り開けます。
あなたの片思いは、もうすぐ両思いに変わります。