執筆者:水口貴博

普通の日常を冒険に変える30の方法

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「小さな好き」で日常を埋め尽くしていると「大きな好き」を楽しめなくなる。

「小さな好き」で日常を埋め尽くしていると「大きな好き」を楽しめなくなる。 | 普通の日常を冒険に変える30の方法

好きなことには2種類あります。

「小さな好き」と「大きな好き」です。

小さな好きとは「ちょっとだけ好き」「まあまあ好き」「少し気に入っている」という状態のことをいいます。

心が引きつけられる感覚はあるものの、小さな程度です。

大きな好きとは「本当に好き」「好きで好きでたまらない」「大のお気に入り」という状態のことをいいます。

まさしく「大好き」という状態です。

好きの大きさに関係なく、好きなことなら何でも楽しむ姿勢で生きている人も多いのではないでしょうか。

もちろん好きなことをするのはいいのですが、好きなことなら何でもいいというわけではありません。

「小さな好き」と「大きな好き」を区別する

ここで大切な人生訓があります。

好きなこととはいえ「小さな好き」と「大きな好き」で区別してください。

どちらも意味もニュアンスも似ていますが、きちんと区別するのが賢明です。

なぜ、それぞれ区別する必要があるのか。

「小さな好き」で生活を埋め尽くすと、それだけでいっぱいになり「大きな好き」を楽しめなくなるからです。

私たちのリソースは限られている

「好きなことに囲まれているのだからいいではないか」と思うかもしれませんが、ここに落とし穴があります。

私たちのリソースは限られています。

お金も時間も有限です。

気力も体力も精神力も限界があります。

小さな好きで日常を埋め尽くすと、それだけで貴重なリソースを使い果たします。

余裕がなくなって、大きな好きに取り組む余裕がなくなります。

浅い満足感しかなく、深い満足感がありません。

小さな幸福感しか得られなくなり、大きな幸福感が得られなくなる。

小さな好きで埋め尽くされた日常は、本当の幸せとはいえないのです。

深い満足感と大きな幸福感を得るためには、本当に好きなことをすることです。

小さな好きで日常を埋め尽くすと、落とし穴にはまります。

「好きなことはできたけど、本当に好きなことを楽しめなかった」

過去を悔やむことになるのです。

小さな好きは、あえて無視する勇気を持つこと

大きな好きを楽しむためには、小さな好きを無視することも大切です。

無視は勇気のいることですが、踏ん張ってください。

「少し好き」という程度なら、あえて無視しましょう。

欲しいものがあっても「少し欲しい」という程度なら、買いません。

やりたいことがあっても「少し気になる」という程度なら、やりません。

関わりのある人がいても「少し仲がいい」という程度なら、距離を置きます。

少しストレスを感じるかもしれませんが、大切な場面です。

小さな好きを手放すと、そのぶんだけ時間とお金の余裕が生まれます。

余裕が生まれるため、大きな好きを楽しめるようになるのです。

小さな好きを手放すから、大きな好きが手に入る

好きを求めるなら、数を絞ってください。

「これだけで十分」「これさえあればいい」というものを見極めることです。

大きな好きは数が少なくても大丈夫です。

究極は1つです。

1つしかなくても、それが大きな好きであれば、深い満足感と大きな幸福感が得られます。

小さな好きを手放すから、大きな好きが手に入るのです。

普通の日常を冒険に変える方法(10)
  • 小さな好きは手放し、大きな好きに集中する。
普段話しかけない人に話しかけてみることを「冒険」という。

普通の日常を冒険に変える30の方法

  1. 冒険は、与えられるものではなく、作り出すもの。
  2. 社会人の勉強とは、気づく力を上げること。
    気づく力が向上すると、日常が冒険になる。
  3. 知らない道を歩くのは、小さな冒険の旅だ。
  4. 過去も未来も考えない。
    今に集中するだけで、普通の日常が冒険に変わる。
  5. 経験したことのないことがあれば、積極的に取り組んでみよう。
    未経験の先には、ワンダーワールドが待っている。
  6. 人生につまらないことは1つもない。
  7. 頭を白紙にして「何でもあり」という価値観で生きてみる。
  8. 迷ったときは、難しいほうを選んでおけば間違いない。
  9. 当たり前に幸せがある。
    当たり前に感謝する習慣を持てば、誰でも幸せになる。
  10. 「小さな好き」で日常を埋め尽くしていると「大きな好き」を楽しめなくなる。
  11. 普段話しかけない人に話しかけてみることを「冒険」という。
  12. 新しい冒険は、普段よく行く場所の中にある。
  13. 普段から明るい言葉に触れていないと、だんだんネガティブになっていく。
  14. 笑顔の挨拶には、笑顔で返すのがマナー。
    目安は、相手の1.2倍。
  15. この世は5次元のパラレルワールド。
    どの世界に生きるか決めるのは、あなた。
  16. 「怖い」「恥ずかしい」と思うことに、あえて飛び込んでみる。
    これを「冒険」と言う。
  17. 「できるわけがない」を「できるかもしれない」に言い換えるだけで、人生の可能性がアップする。
  18. 成功には、プロセスを楽しむ姿勢が必要。
    プロセスを楽しむことが、成功の秘訣にもなる。
  19. あらゆる人が、先生。
    あらゆる場所が、学校。
  20. いいことが起こる前は悪いことが起こっている。
    悪いことが起こったら、いいことが起こる前触れ。
  21. 生まれ変わりたいなら、プライドを捨てることが必要。
    プライドを捨てた瞬間、あなたは生まれ変わる。
  22. 「人生は何色か」と聞かれたときのベストな答え方。
  23. 何事も取りかかった時点で、半分終わっている。
  24. 人生を深く味わうとは「2回目を楽しむこと」をいう。
  25. 「自分の意外な一面」を見つけることも、宝探しの1つ。
  26. 「やめたほうがいい」と言われることは、やったほうがいい。
    「やったほうがいい」と言われることは、やめたほうがいい。
  27. 過去の挫折は、乗り越えるためにある。
    諦めたことに再挑戦することを「冒険」と呼ぶ。
  28. 回転寿司屋で、特別に贅沢な3分間を楽しむ方法。
  29. 条件が悪くなったら、こうつぶやこう。
    「いよいよ冒険らしくなってきた!」
  30. 「寝具で寝る」と考えるのではない。
    「偉大な存在に癒されている」と考える。

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