人が生まれ変わるのは、どんなときでしょうか。
人生では、生まれ変わるシーンがいくつかあります。
失恋から立ち直ったとき。
わが子ができて、子どもから親になったとき。
就職して、学生から社会人になったとき。
尊敬している人から、素晴らしい薫陶を受けたとき。
大失敗を犯して、自分の未熟を痛感したとき。
もちろんどれも生まれ変わる代表的な場面ですが、大切な瞬間を見逃しています。
それは「プライドを捨てたとき」です。
プライドを捨てることができた瞬間は、生まれ変われた瞬間の1つです。
プライドを捨てるのは簡単に思えますが、実際は難しい。
大切にしているプライドであればあるほど、難しいものです。
もちろんプライドのすべてが悪いわけではありません。
責任感や使命感につながるプライドは、仕事に役立ちます。
底力を発揮したり、根気や集中力が生まれたりするでしょう。
プライドは「心の支え」です。
自尊心を保つために役立ち、プライドがあるからこそ、心も気持ちも強くいられます。
大事にしなければいけないプライドがあるのも事実です。
しかし、本当に大切にしなければいけないプライドはごく一部です。
プライドの大半は、捨てることができます。
99パーセントのプライドは、捨てることができます。
本当に大切なプライドは一部にすぎません。
本当に大切なプライド以外は余計です。
大切に思えるだけで、実際は生きるうえで邪魔になります。
余計なプライドに固執したところで、不毛な努力です。
プライドに固執していると、視野が狭くなり、頭も固くなります。
周りから「頑固者」と呼ばれるようになってしまいます。
人との衝突が増えたりトラブルが増えたりして、ストレスが増えます。
プライドに固執していると、消耗することが増え、寿命を削ることになります。
いま一度、あなたが大事なプライドを捨ててください。
責任感・使命感につながるプライドだけ大事にして、そのほかのプライドは捨ててしまいましょう。
中途半端なプライドは、思い切って捨ててしまったほうがさっぱりします。
中途半端なプライドほど、捨てる価値があります。
あなたにとっては「大事」と思うかもしれませんが、冷静に考えてみると「大したことない」と気づくはずです。
新しい自分に生まれ変わりたいなら、あなたが大事にしているプライドを捨ててください。
プライドを捨てた瞬間、ぱっと視界が晴れ、視野も広くなり、世界の見え方が変わります。
プライドを捨てることは、自由と幸せを手に入れること。
余計なプライドを捨てると、身も心も軽くなるため「今までの自分ならできない」ということができるようになります。
昨日までの自分に別れを告げ、新しい自分に生まれ変わりましょう。
プライドを捨てた瞬間、あなたは新しい自分に生まれ変わります。