あなたにとって新しい冒険は「普段よく行く場所」にあります。
見慣れた光景があり、見慣れた人がいるでしょう。
隅々まで知り尽くしているでしょう。
何度も行ったことがあり、特別感はないでしょう。
普段よく行く場所なら、様子も雰囲気も熟知していることでしょう。
ところが、その過信に盲点があります。
普段よく行く場所の中に、新しい冒険が隠れているのです。
普段よく行く場所を思い出してください。
あらためて考えると「よく行くエリア」と「行かないエリア」にわかれているのではないでしょうか。
自分に関係するエリアにはよく行きますが、自分に関係ないエリアには行きません。
足を運ぶエリアに偏りがあるはずです。
この「行かないエリア」に注目です。
そこに行ってみるのです。
普段行かないエリアに行ってみることで「新しい何か」と出会えます。
たとえば、本屋です。
ビジネスに興味があれば、ビジネス書のコーナーによく行くでしょう。
一方、そのほかのコーナーは無関心で、まったく見ていないことがあります。
パソコンのコーナー、旅行のコーナー、マンガや小説のコーナー。
普段行かないエリアに行くと、新しいジャンルの本と巡り会えるでしょう。
意外と面白そうな本が見つかって、その本がきっかけで新しい人生が切り開けることもあります。
商店街でも同じです。
あなたが商店街で買い物をするとき、行くお店はだいたい決まっているでしょう。
よく行くお店とまったく行かないお店にわかれているはずです。
そこでたまには、普段行かないお店に入ってみてください。
「用事がない」「買うものもない」と思うかもしれませんが、気晴らしのつもりでいいのです。
社会人なら、学生向けのお店に行ってみます。
学生なら、社会人向けのお店に入ってみます。
独身であれば、既婚者向けのお店に入ってみます。
入りにくくても「冒険」と思うことです。
自分に関係ないお店であっても、実際そこに行ってみると、興味を引かれるものが見つかるかもしれません。
何らかの発見があって、視野が広がることもあるでしょう。
見慣れない景色が目に飛び込んでくるだけでも意味があります。
「こんなものがあるのか」と思うだけでも、新鮮な刺激が得られるはずです。
普通に見て回るだけでも、リフレッシュになるはずです。
思わぬアイデアが生まれ、仕事に生かされることもあります。
普段よく行く場所の中でも、細かく見ると、そこに新しい冒険があります。
ぼんやり見て回るだけでも、新鮮な刺激と出会えるため、頭の体操になったり心が若返ったりします。
新しい冒険があるということは、新しい出会いもあるということです。
思いもよらない出会いがあって、そこから新しい人生が始まることもあるのです。