浪費癖を直すには、財布の中に注目しましょう。
あなたは、財布に入れる金額を決めていますか。
「財布の中に入れる金額はいつも適当」という人もいるでしょう。
急な出費に備えて、余分にお金を持ち歩いている人もいるでしょう。
もちろん自分のお金ですから、財布にいくら入れようと自由です。
財布は、お金を入れるためにあります。
余分にお金を入れておけば、急な出費があっても対応できるので、安心感があります。
万一に備えて、財布にはたっぷりお金を入れている人も多いのではないでしょうか。
しかし、ここが注意ポイントです。
財布の中にお金を入れすぎていると、気持ちが大きくなってしまいます。
「まだ使える」
「まだ余裕がある」
「もう少し買える」
財布にお金があると、節約精神の気持ちが緩んで、油断しやすい。
多額の現金を持ち歩いていると、財布にある分だけお金を使いやすくなる。
つい調子に乗って、余計な買い物をしやすい。
いつの間にか無駄遣いも多くなっているのです。
そのため、財布に入れるお金は制限しておくことをおすすめします。
上限を決めて、それ以上の現金は持ち歩かないようにしておきます。
金額の設定は自由ですが、生活に支障のない範囲がいいでしょう。
たとえば、目安としては「財布の現金は2万円までにする」というルールはいかがでしょうか。
2万円なら、大きな出費がないかぎり、しばらく生活できるでしょう。
「2万円の範囲でやりくりしなければいけない」と意識できます。
自然とちびちびしたお金の使い方になり、無駄遣いを注意できるでしょう。
財布の現金を制限しておけば、電子マネーやクレジットカードでも使わないかぎり、使いすぎる心配がなくなります。
あくまで「2万円」という金額は目安です。
状況に合わせて、適切な金額を設定するといいでしょう。
金額設定に迷ったら「少なめ」が無難です。
持ち歩く現金を少なめにしておけば、嫌でも節約せざるを得なくなります。
金銭感覚が向上して、お金の使い方が上手になるでしょう。
ATMから現金を引き出す手数料が心配なら、いったんまとまった現金を引き出して、自宅に保管しておくといいでしょう。
財布の中の現金が少なくなれば、その都度補充するようにしておけば、手数料を抑えられます。
浪費癖を直すなら「お金のルールを作ること」が大切です。
浪費が増えるか減るかは、ルールの有無で変わります。
持ち歩く現金を少額にすれば、自然と無駄遣いが減るのです。