浪費癖の人によくある考え方があります。
それは「何でも新品でないと気が済まない」という考え方です。
こうした項目に当てはまる人がいれば要注意です。
浪費癖の人には、新品でないと気が済まないという人が目立ちます。
中古は最初から無視していて、新品しか眼中にありません。
もちろん長く使う前提の重要アイテムなら、新品も悪くありません。
たとえば、仕事で欠かせない重要アイテムです。
仕事の効率・品質・スピードに関わるアイテムなら、少し高価であっても、新品を購入したほうがいいでしょう。
また、保証サービスを受けるために新品でないといけないケースもあります。
正規店から新品を購入しなければ、保証を受けられないものもあります。
少し費用はかかりますが、長く使うつもりの重要アイテムなら、正規店からきちんと新品を買うのが賢明でしょう。
しかし、何でも新品でないと気が済まない考え方には要注意です。
新品は値段が高い。
何でも新品を手に入れようとすると、お金がかかります。
本、カバン、衣服、自家用車、一戸建て。
「必ず新品」というこだわりで買い物をしていると、勢いよくお金が消えていくでしょう。
余計なこだわりに固執していると、余計な出費も増えるばかり。
新品でなければ気が済まない考え方があると、浪費癖につながってしまうのです。
浪費癖を直したいなら、新品を選ぶ考え方をあらためましょう。
買い物の際は、新品だけでなく、中古という選択肢も入れてください。
同じ機能・同じ内容なら、新品より中古のほうが、費用が安く済みます。
2割引・3割引は当然のこと、中には半額以下という中古も珍しくありません。
あらためて考えれば「中古で十分」という状況があるはずです。
本を買うなら、新品もいいですが、中古も悪くありません。
新品の本もいいですが、中古の本も悪くありません。
少しくらい破損があっても、書かれている内容は同じです。
コレクションにする場合を除き、あくまで知識を得ることが目的なら、中古の本でも十分間に合うはずです。
自家用車も、新品より中古を検討してみてください。
走行距離はあっても、車の機能・性能に問題がなければ、十分活用できるはずです。
一部に傷や汚れがあるなら、その部分だけ取り換えれば済むでしょう。
「中古は古くさい」「中古は壊れやすい」というのは先入観です。
中古とはいえ、幅があります。
長く使い古した中古もあれば、ほとんど手つかずの中古もあります。
中古の古びた感じが苦手なら、新品同様の中古を選べばいいのです。
利用期間が短いものなら、新品と見間違えるほどの中古もあるはずです。
驚くべきことに、未開封の中古さえあります。
同じ機能・同じ内容で、安く買える手段があるなら、それに越したことはありません。
「本当に新品でないといけないのか。中古で十分ではないか」と自分に問いかけてみてください。
あらためて考えると、中古でなくても十分という場合があるはずです。
中古屋になければ、インターネットのオークションを利用する方法もあります。
中古を買うかどうかは別にして、一度検討してみる価値はあるでしょう。
信条や価値観が関係しているため、なかなか難しいかもしれませんが、浪費癖を直すためには重要な考え方です。