ときどき街なかで「安物商品」を見かけることがあります。
安物なら、少額で購入できます。
壊れたとしても、もともと価格が安いので、経済的ダメージも小さくて済みます。
軽い気持ちで買うことができます。
「安いものを買ったほうが節約につながる」
「浪費癖を直すなら、とにかく安物を選べばいい」
「安さは正義」
「安物を買うのが正しい選択」と考える人も多いでしょう。
とにかく出費を抑えようとすると、買い物では安物を選びがちになっている人も多いのではないでしょうか。
しかし、ここに注目です。
良かれと思って心がけている安物を選ぶ習慣は、浪費癖の原因かもしれません。
著しく安いものには、それなりの理由があります。
一般的に安物は、品質が悪くて長持ちがしないものが目立ちます。
ちょっとしたことで壊れたり色落ちしたり機能が低下したりするでしょう。
壊れたら、買い換えることになります。
安物の大半は、保証サービスも低品質が定番です。
格安とはいえ、たびたび買い換えることになれば、小さな出費が積み重なって、大きなお金を失うことになります。
忘れてならないのは「買い換える時間」です。
買い換えるためには、お金だけでなく、時間も必要です。
「再びお店に行き、同じ商品を探し、会計する」という手間暇が繰り返されるのは軽視できません。
お金の浪費だけでなく、時間の浪費にもつながっています。
本人に悪気はなくても、時間とお金のダブルの浪費癖になっていることがあるのです。
浪費癖を直したいとはいえ「とにかく安物がよい」という考え方は改めたほうがいいでしょう。
安物を買うことが、節約になるとは限りません。
少し安いくらいならまだよくても、極端に安いものは避けておくのが無難です。
低品質でもかまわないケースならいいですが、普通に利用するなら、品質にも注目しておきましょう。
特に長く使うものなら、品質を重視するのが必須です。
少し高価であっても、丈夫で長持ちをするものを買ったほうが、かえって節約になることも少なくありません。
安物は、浪費癖の落とし穴。
安物は、かえって高くつくことになるでしょう。
きちんと浪費癖を直したいなら、安物は避けておくのが無難です。