「ああ、面倒くさい!」
そう思うことがあれば、知恵や工夫で省こうとするのではないでしょうか。
面倒くさいことは、時間も労力もかかるのが特徴です。
好きなことなら、面倒であっても楽しく取り組めますが、嫌いなことや興味のないことなら、取り組むだけでおっくうです。
時間も労力も有限です。
手間暇を省く手段があるなら、ぜひ利用したいと思うのではないでしょうか。
「面倒くさいことが大嫌い」という人もいるでしょう。
「面倒くさいこと=悪」と考える人もいるはずです。
しかし、面倒くさいことが悪とは限りません。
面倒くさいことを省こうとする姿勢が、浪費癖につながっているかもしれません。
「食事を作るのが面倒くさい」と思って、毎回コンビニでお弁当を買うと、食費がかかります。
「歩くのが面倒くさい」と思って、いつもタクシーばかり利用していると、交通費がかかります。
面倒くさいからといって、何でも便利な商品やサービスに頼っていると、余計な浪費につながります。
考え方を変えましょう。
面倒くさいことを排除するのではありません。
少しだけ面倒くさいことを受け入れるのです。
面倒くさがり屋の人でも「少しだけ」という条件なら、受け入れやすくなるのではないでしょうか。
たとえば、調理です。
朝昼晩の3食をコンビニで済ませるのもいいですが、たまには自炊に挑戦してみましょう。
調理の手間暇はかかりますが、食材や調理方法を工夫すれば、安上がりで済むでしょう。
3食の調理が面倒なら、1食だけでもかまいません。
適度な自炊は、気晴らしやストレス解消にもなるでしょう。
通勤通学も工夫の余地があります。
普通にバスや電車を利用するのもいいですが、たまには自宅の一駅前で降りて、歩いて帰ってみませんか。
時間がかかって疲れますが、交通費を節約できるでしょう。
わざわざスポーツジムに行かなくても、運動不足の解消にもつながります。
面倒くさく感じるなら、考え方を変えてはいかがでしょうか。
たとえば「気晴らしになる」「運動になる」「ストレス解消になる」という考え方です。
調理は面倒くさいことですが、見方を変えれば「気晴らしになる」と言えるでしょう。
一駅手前で降りて歩いて帰るのは面倒で疲れることですが、見方を変えれば「運動やストレス解消になる」と言えるでしょう。
面倒くさいことも、少し考え方を工夫するだけで、価値に変わります。
浪費癖を直すコツは、少しだけ面倒くさいことを受け入れることにあるのです。