浪費癖を直すなら、ポイントカードが大切です。
ポイントカードを増やすのではありません。
ポイントカードを減らすのです。
ポイントカードと言えば「お得」というイメージがあるのではないでしょうか。
ポイントが一定まで貯まると、割引ができたり特典商品がもらえたりなど、お得なことがあります。
持たないより持ったほうがプラスになることも多いように思われます。
「念のためポイントカードを作っておこう」
そう思って、いろんなお店のポイントカードを作っている人もいるでしょう。
財布の中には、いろんなお店のポイントカードが詰まっている人も多いのではないでしょうか。
しかし、ここに落とし穴があります。
ポイントカードは、お得とは限りません。
ポイントカードがあると、余計な購買意欲を刺激します。
「ポイントカードがあるから、あの店で買おう」
「ポイントが貯まるから、ついでにもう1つ買おう」
「ポイントには有効期限があるから、早めにたくさん買っておこう」
そう思って、必要ないものまで買ってしまいやすくなります。
必要ないのに「必要だ」と思い込む心理が働きやすくなる。
「ポイントが貯まるから買おう」という不純な買い物も増えてしまいます。
ポイントカードがあることで、ポイントに踊らされ、冷静な判断が難しくなる。
得になると思われるポイントカードですが、総合的に考えると、浪費癖の一因になっていることがあるのです。
自分の消費行動を振り返ってみてください。
あなたの浪費癖は、ポイントカードが原因になってないでしょうか。
「ポイントが貯まるから買おう」といった買い物が目立つなら、ポイントに踊らされている可能性があります。
「買い物をしている」というより「買い物をさせられている」という状態なのです。
では、ポイントに踊らされないためには、どうすればいいのでしょうか。
簡単です。
ポイントカードを持たなければいいのです。
ポイントカードを持たなければ、ポイントに惑わされることがなくなります。
「必要なものを、必要なときに、必要なだけ買う」
買い物の基本に立ち返ることができるようになり、冷静な消費行動を行えるようになります。
もちろんポイントカードを持たないことで、損をすることもありますが、総合的に考えると、メリットが大きいはずです。
浪費癖を直すなら、常に冷静な判断力が必要です。
ポイントカードを持たなくなれば、冷静な判断力を取り戻せます。
財布の中もすっきりします。
「ポイントカードを持参し忘れた」と、いらいらすることもなくなります。
お店にとってポイントカードは、消費者の囲い込みと購買意欲を刺激するためのツールにすぎません。
ポイントカードを作るなら、慎重になってください。
どうしてもポイントカードを持ちたいなら、利用頻度が多いお店に絞るのがいいでしょう。
ポイントカードは、むやみに作るものではありません。
適切なお店に限定して作るものです。
ポイントカードは、増やすのではなく、減らしましょう。
強制的にポイントカードを作らされるケースもありますが、できるだけポイントカードを減らす努力は大切です。
「完全にポイントカードを持たない」という選択肢も悪くないのです。