執筆者:水口貴博

浪費癖を直す30の方法

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あなたの浪費癖は、ポイントカードが原因ではないか。

あなたの浪費癖は、ポイントカードが原因ではないか。 | 浪費癖を直す30の方法

浪費癖を直すなら、ポイントカードが大切です。

ポイントカードを増やすのではありません。

ポイントカードを減らすのです。

ポイントカードと言えば「お得」というイメージがあるのではないでしょうか。

ポイントが一定まで貯まると、割引ができたり特典商品がもらえたりなど、お得なことがあります。

持たないより持ったほうがプラスになることも多いように思われます。

「念のためポイントカードを作っておこう」

そう思って、いろんなお店のポイントカードを作っている人もいるでしょう。

財布の中には、いろんなお店のポイントカードが詰まっている人も多いのではないでしょうか。

しかし、ここに落とし穴があります。

ポイントカードは、お得とは限りません。

ポイントカードがあると、余計な購買意欲を刺激します。

「ポイントカードがあるから、あの店で買おう」

「ポイントが貯まるから、ついでにもう1つ買おう」

「ポイントには有効期限があるから、早めにたくさん買っておこう」

そう思って、必要ないものまで買ってしまいやすくなります。

必要ないのに「必要だ」と思い込む心理が働きやすくなる。

「ポイントが貯まるから買おう」という不純な買い物も増えてしまいます。

ポイントカードがあることで、ポイントに踊らされ、冷静な判断が難しくなる。

得になると思われるポイントカードですが、総合的に考えると、浪費癖の一因になっていることがあるのです。

自分の消費行動を振り返ってみてください。

あなたの浪費癖は、ポイントカードが原因になってないでしょうか。

「ポイントが貯まるから買おう」といった買い物が目立つなら、ポイントに踊らされている可能性があります。

「買い物をしている」というより「買い物をさせられている」という状態なのです。

では、ポイントに踊らされないためには、どうすればいいのでしょうか。

簡単です。

ポイントカードを持たなければいいのです。

ポイントカードを持たなければ、ポイントに惑わされることがなくなります。

「必要なものを、必要なときに、必要なだけ買う」

買い物の基本に立ち返ることができるようになり、冷静な消費行動を行えるようになります。

もちろんポイントカードを持たないことで、損をすることもありますが、総合的に考えると、メリットが大きいはずです。

浪費癖を直すなら、常に冷静な判断力が必要です。

ポイントカードを持たなくなれば、冷静な判断力を取り戻せます。

財布の中もすっきりします。

「ポイントカードを持参し忘れた」と、いらいらすることもなくなります。

お店にとってポイントカードは、消費者の囲い込みと購買意欲を刺激するためのツールにすぎません。

ポイントカードを作るなら、慎重になってください。

どうしてもポイントカードを持ちたいなら、利用頻度が多いお店に絞るのがいいでしょう。

ポイントカードは、むやみに作るものではありません。

適切なお店に限定して作るものです。

ポイントカードは、増やすのではなく、減らしましょう。

強制的にポイントカードを作らされるケースもありますが、できるだけポイントカードを減らす努力は大切です。

「完全にポイントカードを持たない」という選択肢も悪くないのです。

浪費癖を直す方法(20)
  • むやみにポイントカードを作らない。
面倒くさいことを排除するのではない。
少しだけ面倒くさいことを受け入れよう。

浪費癖を直す30の方法

  1. 浪費癖とは、人生をおとしめる邪悪な癖。
    一刻も早く直すことが大切。
  2. 浪費癖を直す第一歩は、決意から始まる。
  3. 浪費癖を直す方法は、2つだけ。
    お金のルールを作ること、金銭感覚を身につけること。
  4. 家計簿は、浪費癖を直す基本習慣。
  5. 現金払いは、金銭感覚を養う基本。
  6. 電子マネーやクレジットカードの使用には十分注意する。
  7. 目的の商品以外は、買わないようにする。
  8. 買い物リストは、なくて困ることはあっても、あって困ることはない。
  9. 暗い時間帯に買い物をすると、浪費癖が直らない。
    明るい時間帯に買い物をするから、浪費癖が直る。
  10. 1カ月に使う生活費の上限を決めておこう。
  11. 財布に入れる現金を制限しよう。
    持ち歩く現金を少額にすれば、自然と無駄遣いが減る。
  12. 買い物がストレス解消のメインになっているかぎり、浪費癖は直らない。
  13. どうすれば衝動買いを防げるのか。
  14. 優越感を求めるから、浪費癖になる。
  15. 将来の計画を立てると、お金のコントロールがうまくなる。
  16. 貯金用口座を作ると、お金の管理がスマートになる。
  17. 我慢は前頭葉のトレーニング。
    我慢する力を鍛えて、浪費癖を直していこう。
  18. 相場を無視した贈り物や祝い金は、浪費癖のもと。
  19. 何でも新品でないと気が済まない考え方は、浪費癖につながる。
  20. あなたの浪費癖は、ポイントカードが原因ではないか。
  21. 面倒くさいことを排除するのではない。
    少しだけ面倒くさいことを受け入れよう。
  22. 安物は、かえって高くつく。
  23. 余計な浪費は、大きな買い物をした直後に起こりやすい。
  24. 浪費にもかかわらず、消費や投資だと思い込んでいないか。
  25. 酔った状態で、買い物をするな。
  26. 仲間がいれば、苦しい浪費癖も楽しくなる。
  27. 浪費癖と買い物依存症の違いとは。
  28. 買い物が、心の隙間を埋める手段になっていないか。
  29. まったく浪費をしないより、たまには浪費したほうが、浪費癖は直る。
  30. 浪費癖を直す方法を知って満足しない。
    きちんと行動に移してこそ、意味がある。

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