たまにはお世話になっている人に接待してはいかがですか。
おもてなしです。
貧乏性の人は、おごりは損になると考え、抵抗感があります。
おもてなしの精神が欠けているなら、あらためて意識しておくといいでしょう。
たしかに余計な出費かもしれません。
飲食にお金を使っても、一時的な満腹感・満足感が得られるだけ。
物や形として残るわけではありません。
もっと安い食事で済ませることもできるでしょう。
わざわざ接待をしなくても、人間関係を続けることは可能でしょう。
「食事代がもったいない」「人におごるなんてもってのほか」と考える人も多いのではないでしょうか。
しかし、その考え方こそ貧乏性です。
節約一辺倒では貧乏性は治りません。
節約精神も大事ですが、節約ばかりでは心が卑屈になります。
「もったいない」「無駄遣いになる」という考えに執着していては、けちけちした性格は治りません。
そこで必要なのが「おもてなしの精神」です。
お世話になっている人をもてなす習慣を取り入れたい。
いつもお世話になっている人がいれば、日頃の感謝を込めて、たまにはおもてなしをしましょう。
たとえば、レストランに招待して、日頃の感謝を込めて食事をおごります。
カジュアルなレストランもいいですが、フォーマル寄りのレストランのほうが、もてなしの場としてふさわしいでしょう。
「ありがとう」と伝えるだけでもいいですが、あらためて場を設けたほうが、より感謝の気持ちも伝わりやすくなります。
雰囲気のよいレストランなら会話も弾みやすく、印象深く心地よい時間を送れるはずです。
レストランが堅苦しいなら、手料理を振る舞うのも悪くありません。
お世話になっている人を自宅に招いて、パーティー形式で手料理を振る舞うと、みんなで賑やかに楽しめるでしょう。
少し食費はかかりますが、人間関係を円滑にする、有意義なお金の使い方です。
何か物が手に入るわけではありませんが、思い出ができたり親交を深められたりします。
おもてなしは頻繁ではなく、ときどきでかまいません。
年に数回程度で十分です。
季節の折や区切りのよいタイミングに招待するといいでしょう。
少なくとも思い出として記憶に残るので、無駄な出費にはなりません。
おもてなしの精神を心がけることで、貧乏性も治っていくのです。