喧嘩で感情的になると、衝動的な行為をしがちです。
しかし、喧嘩とはいえ、程度があります。
喧嘩がヒートアップしても、してはいけない行為があります。
次の行為は、喧嘩の種類にかかわらず、しないように心がけてください。
大人としても社会人としても、心がけておきたいポイントです。
映画やドラマでよく見かけるシーンですが、現実では避けるべき行為です。
喧嘩がヒートアップしても、暴言で相手をののしる行為は不適切。
体に傷はつかなくても、心に傷がつきます。
心の傷も、深ければ、一生涯残る場合があります。
悪いのは相手だとしても、それで暴言が許されるわけではありません。
お互いが暴言をぶつけ合うことになれば、ますます喧嘩がヒートアップして、収拾がつかなくなります。
お互いが傷つくだけで、建設的な話し合いどころではなくなります。
子どもの喧嘩と変わりなく、大人らしくありません。
激しい言葉で相手を攻撃したい気持ちになったとしても、その衝動を抑えられるのが大人です。
暴言を吐きたくなっても、喉のところで止めておきましょう。
どんなに感情が高ぶっても、殴る蹴るなどの暴行は言語道断です。
暴力は、人として最低の行為。
どれだけ年収や地位が高かろうと、暴力は許されません。
暴力を振るえば、今まで培ってきた絆も思い出もすべて台無しになります。
理性と自制心の失った行為の先にあるのは、後悔しかありません。
激しい怒りが湧いたとしても、暴力は禁止です。
刃物を向けるのは、言語道断です。
たとえ相手を傷つけなくても「刃物を向ける」という行為が問題です。
「刃物で脅せば何とかなる」という考えは、あまりに稚拙です。
鋭い凶器を人に向けるのは、野蛮な人間であることを公言しているのと同じです。
動物園にいる猿と変わりありません。
鋭い凶器を人に向けたところで、相手は恐怖や緊張で萎縮して、建設的な仲直りができなくなります。
万一、相手を傷つけるようなことがあれば、命に関わります。
小さな刃物でも、殺傷能力があります。
冗談であっても、していいことといけないことがあります。
軽い気持ちだとしても、絶対刃物を向けるようなことは避けてください。
暴力ではありませんが、物を投げつけることもよくありません。
感情に任せて、お皿やお盆など、物を投げたところで、仲直りには何の役にも立ちません。
物を投げても、打ち所が悪ければ、大けがになることがあります。
最悪、命に関わる可能性もゼロではありません。
家を飛び出しても、行く先がなければ、路頭に迷うだけです。
同棲をしているなら、解約や引っ越しの手続きがあります。
どうしても部屋にいたくないなら、飛び出すのではなく、散歩をしましょう。
「少し外を歩いて、風に当たってくる」と言ってから出かけます。
しばらく外を歩いていれば、気持ちが落ち着き、冷静な思考を取り戻せるでしょう。