相手を他人と割り切って考えてみませんか。
2人の付き合いが長くなるにつれて「一心同体」という考え方が強くなりがちです。
2人の時間が長くなるにつれて、思い出や共通体験が増えたり、絆も愛着も深まったりします。
お互いを理解して、何でもわかり合えるようになると、2人なのに1人であるような感覚になるでしょう。
心も体も結びついた関係なら、なおさらです。
2人の関係が深くなるにつれて「相手は自分のことを理解してくれるはず」という期待値も大きくなります。
しかし、たとえ親しい人でも、結局は他人です。
あえて相手を他人と割り切って考えてみてください。
喧嘩をしていらいらしているときこそ、必要な考え方です。
夫婦であっても、物理的には別々です。
夫婦であっても、元をたどれば他人同士。
突き放したように考えると、客観視できる力が強くなり、物事を冷静に見ることができるようになります。
興奮していた思考も落ち着くでしょう。
ふと気づけば「なぜこんなことに怒っているのだろう」と思えるようになっているでしょう。
相手を他人と思えば「理解してもらえなくても仕方ない」という寛大な考え方ができるはずです。
夫婦でも、時には突き放したような考え方も必要です。
「相手を他人」と割り切って考えると、心も視野も広くなります。