仲直りに過失割合の話を持ち込まないことです。
過失割合とは、事故を起こした当事者同士の過失割合を数値化したものを言います。
交通事故の場面でよく聞かれる用語ですが、仲直りの場面でも持ち込もうとする人がいます。
本当の交通事故や正式な裁判なら、過失割合の話を持ち出すのはまだわかります。
交通事故は、お金と法律が絡む場面です。
保険会社への請求にも必要になるため、慎重に話し合う必要があるでしょう。
しかし、あくまで日常的な喧嘩の仲直りなら、過失割合の話を持ち込むのは大げさです。
「3割は、私に責任がある」
「3対1であなたのほうが悪い」
「5割の非があるなら、5割は弁償してほしい」
仲直りの場面で過失割合の話が出ると、少し的外れに感じ、拍子抜けするでしょう。
わざわざ複雑な話を持ち出すと、仲直りが堅苦しくなってしまいます。
具体的な数字が生々しく感じられ、素直な気持ちを阻害するのです。
あくまで一般的な喧嘩の仲直りなら、過失割合の話は持ち出さないことです。
細かいことを気にしないことも大切です。
「私も悪かった」
「私にも非がある」
「お互いさまだったね」
仲直りは、シンプルな一言で十分。
細かい過失は気にせず「お互いさまだったね」という幅のある言い方のほうが、打ち解けた雰囲気で話ができます。