「現実逃避」と「趣味」。
それぞれの関係について大切なことがあります。
現実逃避として趣味を楽しむのはOKです。
あくまで気分転換・ストレス解消としての現実逃避なら、ポジティブです。
ポジティブな現実逃避として、趣味は有効です。
読書・映画鑑賞・スポーツなど、好きな趣味に没頭すれば、健全な状態を保ちながら現実を忘れられます。
実際のところ、本気で趣味に没頭すると、自然と現実を忘れる状況になります。
どんな趣味でも本気になれば、事実上、現実逃避になります。
ただし、ここで誤解しないでほしいことがあります。
現実逃避で趣味を楽しむのはいいのですが、現実逃避が趣味になってはいけません。
現実逃避を趣味にすると、諦めやすい性格になるからです。
少しでも嫌なことがあれば、現実逃避をする。
つらいことがあれば、すぐ諦める。
嫌いな仕事があれば、いつも避けてばかり。
現実逃避を趣味にするのは悪趣味です。
現実から目をそらしていると、成長も向上もありません。
後悔を増やすだけになります。
現実逃避が趣味になると、最後に行き着くのは引きこもりです。
趣味の種類は個人の自由ですが、現実逃避だけは趣味にしないことです。
逃げたくても、立ち向かわなければいけない困難もあります。
つらいことがあったとしても、向き合わなければいけない現実もあります。
つらい現実を乗り越えていくことに、人生の味わいがあります。
現実逃避は、人生という長い旅路の途中にある休憩所です。
疲れたときに立ち寄りますが、長居は不要です。
休憩が済めば、再び前に向かって歩き始めなければいけないのです。