リセット効果のある現実逃避をしたいなら、大胆な方法が2つあります。
「転勤」と「引っ越し」です。
どちらの手段も、大きく環境を変えることができます。
普通の現実逃避が物足りないなら、選択肢の1つとして頭に入れておくといいでしょう。
現実逃避としての転勤は不適切に思えますが、一概には言えません。
たとえば、劣悪な職場環境に悩んでいて、会社に改善を要望しているにもかかわらず、解決しない状況があるとします。
あくまで自発的な働きかけをしたうえで、改善が不可能とわかれば、逃げの転職にはなりません。
個人の改善にも限界があるなら、転職も1つの選択肢になります。
職場が変わって新しい環境になると、現実も変わるでしょう。
新しい職場では、素晴らしい人に巡り会えるかもしれません。
実績と実務経験が評価されれば、年収が高くなる可能性もあります。
思い切って住む場所を変えてみるのも、現実をリセットする効果があります。
引っ越しをすれば、住む部屋や周りの様子など、生活環境が一変します。
引っ越し先が離れれば離れるほど、リセット効果は大きくなります。
引っ越しまでする必要はないのではないかと思いますが、一概には言えません。
たとえば、迷惑な隣人がいたり、セキュリティーの乏しいアパートだったりなどです。
その場所に住んでいるかぎり、解決が難しいトラブルを抱えているなら、引っ越しも改善策の1つになります。
さて、どちらもリセット効果のある現実逃避ですが、重要な注意点があります。
どちらもお金も手間暇もかかるデメリットがあります。
転職や引っ越しをした結果、失敗する可能性もゼロではありません。
転職も引っ越しも、安易に取り組まず、慎重な判断が必要です。
まず基本的な改善から取り組み、改善が難しいときの最後の手段として考えるのがいいでしょう。