現実逃避をした結果、罪悪感を持つ人がいます。
「現実逃避をしてしまった。恥ずかしい。情けない」と。
現実逃避といえば「現実から逃げる」「真実から目をそらす」「精神力が弱い」などのネガティブな印象を持たれがちです。
現実から逃げるわけですから、現実逃避を「最低の行動」と捉えがちです。
もちろんやるべき仕事から逃げてばかりの現実逃避はよくありません。
努力や苦労から逃げるばかりの現実逃避は、後悔を作ることになるでしょう。
自己管理を怠った自分を反省して、改善する必要があります。
しかし、一概にすべての現実逃避が悪いとは言えません。
あくまで気分転換やストレス解消を目的とした現実逃避なら意味があります。
人間なら誰でもストレスがたまります。
現実では、思うようにいかないこともたくさんあります。
つらいことがあれば「しばらく現実を忘れたい」と思うこともあるでしょう。
多忙な日々を送っているなら「現実から距離を置きたい」と思うときがあるのは自然なこと。
仕事をしている社会人に限らず、学生も主婦も同じです。
みんな、何かに頑張っています。
努力と苦労をしたうえでの現実逃避なら、意味のある行動です。
ポジティブな現実逃避です。
ポジティブな現実逃避なら、罪悪感を持つ必要はありません。
不毛な時間に思えても「自分を休ませるよい機会になった」と思うこと。
自分の行いを肯定することで、現実逃避をした時間も生かされます。