世の中には、考えてもわからないことがあります。
考えてもわからないことへの対処の仕方で、ポジティブとネガティブの差が出ます。
ネガティブな人は、考えてもわからないことまで考えます。
「魂は存在するのだろうか」
「死後の世界はどうなっているのだろうか」
「私はいつ死ぬのだろうか」
考えてもわからないことを深く考えます。
もちろん興味本位としてたまに考えるくらいならいいですが、深く考えすぎるのはよくありません。
どれだけ考えたところでわからないからです。
空想したり予想したりすることはできても、正解はわかりません。
死後の世界は、死んでみないとわかりません。
魂の存在も不明です。
自分が死ぬ時期は誰にもわかりません。
ネガティブな人は、考えてもわからないことを考えているので、余計な不安や悩みに苦しみます。
考えてもわからないことは、底なしの穴のようなもの。
どんなに深く潜っていっても、底が見えません。
あまり深く潜りすぎると、今度は抜け出せなくなる場合があります。
考えてもわからないことに時間を使いすぎると、現世で生きる力も散漫になるのです。
ポジティブな人は、考えてもわからないことは無視します。
魂の存在・死後の世界・自分の死期は、具体的に考えず、深く追求もしません。
その代わり、現世をよりよく生きることについて考えます。
勉強のこと・仕事のこと・恋愛のこと・人間関係のこと・お金のこと。
それらは現実に実在する出来事です。
取り組まなければいけない課題であり、無視することはできません。
現実の出来事に集中することで、改善できたり解決策を見いだしたりできます。
より建設的なことに時間を費やすことができるのです。