仕事には、結果とプロセスがあります。
結果とプロセスのどちらが大事でしょうか。
結果さえよければ、プロセスは投げやりでもいいのか。
プロセスを大事にすることが、よい結果につながるのか。
この問いには、ポジティブな人とネガティブな人の差が現れます。
ネガティブな人は、結果だけ大事にしようとする傾向があります。
「とにかく結果がすべて」
「結果さえ出れば、プロセスはどうでもいい」
「プロセスを気にしたところで、結果が出なければ無意味」
もちろん結果は大切です。
特にビジネスなら、結果は最重要事項でしょう。
結果が出ないなら、価値がないという状況もたしかにあります。
しかし、結果だけ大事にしようとすると、無理が生じたり不自然になったりします。
結果だけ大事にする一方、プロセスを軽視しがちです。
仕事における、充実感や満足感、喜びや楽しみが得られにくくなる。
実際のところ、結果が決まる大半の要因は、プロセスです。
正しいプロセスがあるからこそ、正しい結果が出ます。
素晴らしいプロセスがあるからこそ、素晴らしい結果が出ます。
にもかかわらず「結果さえ出せば、プロセスはどうでもいい」と考えると、矛盾が生じ、かえって結果が出にくくなります。
結果だけ大事にすればするほど、かえって結果が出にくくなる矛盾に陥るのです。
ポジティブな人は、プロセスも大事にしようとする。
もちろん結果も大事にしますが、まず大事にすべきはプロセスだと考えています。
プロセスを大事にすると、仕事をしながら充実感や満足感、喜びや楽しみが得られやすくなります。
充実感や満足感があると、集中力・根気・やる気も長続きします。
喜びや楽しみがあると、もう一踏ん張りができ、底力が発揮しやすくなります。
人は、心が充足されているかぎり、無尽蔵の力を発揮します。
プロセスを大事にすることは、短期的にネガティブであっても、長期的にはポジティブです。
プロセスを大事にすることは、ゆくゆくは結果を大事にすることでもあります。